これ全部チョコレートって信じられる!? タコが船を持ち上げるチョコアートが彫刻さながらのクオリティ!
北欧の伝説的な海の怪物「クラーケン」。巨大なタコやイカの姿をしていることが多いそうですが、このクラーケンが船を軽々と持ち上げているアート作品がインスタグラムに公開され、注目を集めています。
とっても迫力ある彫刻物で、一見するとブロンズや木でできているかのように見えますが……実はこれ、チョコレート! 100%すべてチョコレートで作られたものなんです。
作成したのはパティシエのアモーリ(Amaury Guichon)さんとショコラティエのクリストフ(Christophe Morel)さん。ふたりのコラボにより、17時間を費やしてこの偉大な作品は作られたのだとか!
【船の作り方は模型の作成みたい!】
クリストフさんのインスタグラムに公開された動画では、その製作過程を見ることができます。
まず型紙の段ボールをカッターで切り取ります。そして薄く固めたチョコを型紙に合わせて切り、チョコのパーツを組み立てていきます。扱っているのはチョコだけど、模型を製作するときと同じような作り方なんですね。
そして船の外側は削るなどして模様をつけてリアリティを出したり、チョコをくにゅくにゅとウェーブさせて帆の部分を作ったり。そうして本物そっくりのチョコの船の完成です。
【粘土のように手で作り上げる巨大タコ】
続いて巨大タコ、ことクラーケン。チョコを粘土のように扱いながら、手で造形していきます。タコの形になったら、彫刻刀かナイフのようなもので削り、表面を滑らかに。
おっと、吸盤も忘れてはいけません! 5円玉のような丸いチョコをいくつもつけて、タコの吸盤に見立てていきます。最後はタコに似た赤い色のスプレーをかければ、航海をおびやかす恐ろしいクラーケンのできあがり!
【チョコの総量と製作時間がハンパない!】
こうして別々に作った船とクラーケンを結合! 巨大なタコが船を持ち上げているような作品の完成です!!
今にも動き出しそうな躍動感があって、映画の一場面か何かのよう。チョコレートだけを使ってこんな素晴らしいコラボ作品を作り上げちゃったんだから、たいしたものです。
この作品には合計で63.5キロものミルクチョコとダークチョコを使い、17時間かけて製作したといいます。恐れ多くてとても食べられそうにないですが……製作過程を見ているぶんにはとっても興味深い! ぜひ皆さんも世界的パティシエたちが織りなす匠の技をご覧あれ☆
参照元:Instagram @cmorelchocolatier
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch