キュウリが苦手なひと、恵方巻どうしてる? キュウリ嫌いなワタシが勝手に代役を選んでみた
もうすぐ節分! 恵方巻にかぶりつくのがお約束ですよね。今回は、その恵方巻で巻かれているメンバー(具材)についてのお話です。
恵方巻には絶対に外せないアイツがいる。匂い、味、食感、どれも強い存在感を出すアイツ。そう、キュウリです。私はキュウリがどーーーーーしても苦手。大人になるにつれて好き嫌いも減っていきましたが、キュウリだけは克服できませんでした。
しかしキュウリが苦手な人って、意外と多いのかもしれません。Pouch編集部でも6人中2人がキュウリ嫌い。最近キュウリが苦手なのは遺伝子が原因、という学説も登場したくらいですし。
ふと、ここである疑問が…!
キュウリが嫌いなひとは、どうやって恵方巻を食べているんだろう?
【キュウリ嫌いの恵方巻の食べ方】
幼い頃は、恵方巻を箸でグリグリといぢってキュウリを抜き、できたスキマに醤油を垂らしてキュウリの味・香りを消すという技を駆使。スカスカの恵方巻を涙目で食べていました。
しかし、それって結局キュウリを残してしまう、つまり恵方巻の一部を残すことになるのです。縁起物だし、残さず綺麗に食べたい。
それに、恵方巻は色んな具材が入っているので彩り豊か。なのでキュウリが苦手だからといって、恵方巻からただ抜くだけでは見た目がよろしくない。
私は味も見た目も大満足できる恵方巻が食べたいのです! わがままです!
【恵方巻にキュウリが入っている理由】
なぜ恵方巻にキュウリが入っているのか。調べてみると、2つの理由が見えてきました。
ひとつは、キュウリ=青鬼観。キュウリなどの青色系の具材は青鬼、桜でんぶなどの赤色系の具材は赤鬼に見立て、これらを食べることで鬼を退治するのだ、という。
そして、キュウリは恵方巻全体を支える芯の役割を果たす、ということ。恵方巻を持った時に、くにゃりとしたら格好悪いものね。
てことは……青くて芯になればなんでもいいのでは? キュウリじゃなくてもいいのでは?
【代役を考えてみた】
そこで「青くて芯になる野菜」を条件に、キュウリの代役を考えてみることにしました! キュウリが苦手な編集部員・御花畑マリコもこの企画に参戦。
選んだのは、アボカド、アスパラガス、オクラ、ズッキーニの4つです。それぞれキュウリの代わりに巻いて、いざ実食!!
・アボカド
柔らかすぎて、米や刺身と同化していった。美味しいけど、まったく芯にならないから×。
・アスパラガス
まったく刺身と合わなかった。それではさっぱりお話になりませぬ。
・オクラ
断面が可愛く見た目はピカイチ! しかし、オクラと他の具材の相性に関しては、好き嫌いが分かれる結果に。私はオクラが好きなので美味しく感じましたが、御花畑マリコは生オクラの独特の主張が苦手だったそうです。(編注:ゆでればいいのに……)
・ズッキーニ
ズッキーニは匂いも味も特に主張してこないので、他の具材を邪魔しません。あるのはポリポリとした歯ごたえのみ! 見た目もキュウリそっくりなので、NOキュウリ派の恵方巻はこれが正解かも!!
【結論:ズッキーニ恵方巻、誕生】
キュウリと見た目が変わらないうえに、どんな具材ともケンカしないズッキーニ。なので、キュウリが苦手なひとは、ズッキーニで恵方巻を作ることをオススメします! ただ旬ではないこの時期、ちょっとだけお値段高いけどね。
撮影・執筆=百村モモ (c)Pouch