フランスで「生のもやし」は珍しい!? 缶詰や瓶詰めされたもやしを食べてみた話
フランスで暮らしていると「え、そんなことするの!!」「マジですか!?」と、驚くことがいっぱい。日本では知ることのなかった事柄が、日常のあちこちに転がっています。それはもう、ネタの宝庫!
そんなわけで、南仏での暮らしの中で見つけたおもしろいことや意外なモノをどんどんお伝えしていきます♪
本日はフランス人夫の実家で出会った「もやしの瓶詰」のお話です。
【フランスにはもやしの缶詰や瓶詰が存在する!】
結婚して間もない頃、フランス人夫の実家でご飯をごちそうになったときのこと。
ナッツやポテトチップスをつまみながら食前酒の時間を過ごしたあと、トマトやキュウリと共に、日本人の私にはとっても見慣れた野菜が食卓に並びました。そのときの会話がこちら。
フランス人義母:今日の前菜は、セルフサービスのサラダよ。野菜と好きな具を、自分でお皿に盛り付けて食べてね。
私:……この野菜、もしかして、もやしですか?
義母:そうよ。(冷蔵庫からもやしの瓶詰を取り出し、テーブルの上に)
私:!!!!!!!!!
フランス人がもやしを食べることにも驚いたのですが、それ以上にびっくりしたのが、フランスにはもやしの瓶詰が存在すること! 義母いわく「スーパーで普通に売ってる」とのことだったので、後日、スーパーへもやしの瓶詰を探しに行くと、なななんともやしの缶詰もあるじゃないですかぁ〜!!
そして生のもやしは売っていなくても、瓶詰や缶詰のもやしは取り扱っているスーパーが多いことにも気づきました。意外にも、もやしはフランスでポピュラーな野菜なんですねぇ。
【もやしの瓶詰・缶詰、どんな味?】
瓶詰・缶詰ともに、シャキシャキとした食感、そして淡白な味はもやしそのもの。生のもやしを湯がいたものに近いです。フレッシュなもやしと比べたら味は若干落ちるけれど、普通においしい!
【フランス人は、もやしをどう食べる?】
さて、ここで気になるのが「フランス人はもやしをどう料理するか」ということではないでしょうか?
フランス人のもやしの使い方は、先述のフランス人義母のようにサラダの具にしたり、アジア風の味付けをする炒め物や焼きそばの具材にしたり、というのが一般的なところ。我々日本人のそれとあまり変わらないのが、意外というか少しばかり残念というか……。
ちなみにサラダにもやしを使うときのドレッシングは、サラダ油・酢・塩・コショウを混ぜたヴィネグレット(フレンチドレッシング)が定番です。というか、フランスでサラダのドレッシングというと、これが一般的なんですけどね!
バルサミコ酢のヴィネグレットは、湯がいたもやしによく合います。湯がいたもやしとお好みの野菜、カニカマをヴィネグレットで和えて、チーズを散らしてもおいしいですよ。
ちなみにカニカマも、フランスの食卓に登場する頻度の高い食材だったりします。これもちょっと意外……!? その話はまた今度!
執筆:sweetsholic (c)Pouch
Photo:(c)Pouch