ダルビッシュ有のツイートが胸に迫る…「君は大丈夫かもしれない。でも君にとって大切な人は大丈夫じゃないかもしれない」
新型コロナウイルスによる肺炎のため、70歳という若さで死去した志村けんさん。訃報が伝えられてからというもの、ネットには悲しみの声が溢れています。
そんな中、注目されているのがプロ野球選手・ダルビッシュ有さんによるつぶやき。
世の中に生きている人みんなが「誰かの大切な人」なのだと訴え、数多くのリツイートと「いいね」が集まっています。
【ひと言ひと言が胸に響く】
志村さんの訃報に対し、ダルビッシュさんは
「信じられない……ご冥福をお祈りします」
とコメント。これに続くかたちで投稿されたのは、
「君は大丈夫かもしれない。でも君にとって大切な人、誰かにとって大切な人は大丈夫じゃないかもしれない」
「あなたには愛している人、大切な人がいると思います。あなたのその人を見る目はどんなものでしょう。きっと素晴らしい感情だと思います。道ですれ違った、初めて見る人も誰かにとってそういう存在です」
という、2つのつぶやきです。
【無自覚のまま「うつしてしまう」リスクに注意を】
2020年3月25日に行われた東京都の緊急会見で、国際感染症センター長である大曲貴夫医師は新型コロナウイルスの恐ろしさについて
「罹患した人で症状が軽いのは8割で、その場合、歩けて動けて、おそらく仕事にも行けてしまうこと」
だと話しています。つまり「無自覚のまま罹患して、無自覚のまま誰かにうつしてしまう」可能性が高いということ。
ダルビッシュさんは、この点について訴えたかったのかもしれません。
【誰かの「大切な人」をみんなで守ろう】
ダルビッシュさんのつぶやきは多くの人から注目を集めていて、
「本当にそのとおり」
「みんなで当事者意識を持たなければいけませんね」
「いつかお別れは必ず来るけど、今じゃないと、大切な人には強く思います。だから、他の人にも今じゃないであって欲しい」
といった具合に、コメントも殺到しています。
ひとりひとり気をつけることが、より多くの人の命を守ることにつながると思うので、引き続き、気を引き締めていきたいものです。
参照元:Twitter @faridyu、東京都 小池知事「知事の部屋」/記者会見
執筆:田端あんじ (c)Pouch