【本音レビュー】1年以上布ナプキンを使って感じたメリット・デメリット
女性なら、絶対に避けては通れない生理問題。必要なことだって分かってはいるけど、憂鬱ですよね。
私は1年以上前から布ナプキンを使い始めたけど、紙ナプキンを使っていたときよりも快適に過ごせています。気になっているけど、まだ使っていない……な〜んて女子も多いと思うので、実際に布ナプキンを使ってみて分かったメリット・デメリットを本音でご紹介します!
【2タイプの布ナプキン】
まず、布ナプキンには2つの形があります。
<一体型>
1つは羽根つきの紙ナプキンと同じような形の一体型。経血を吸収してくれる吸収体、水分が貫通するのを防いでくれる透湿防水布などが一体になっていて、これまで紙ナプキンしか使ったことがない人でも使いやすい形。
大きさも紙ナプキンと同じく昼用(写真左)と夜用(写真右)があります! 紙ナプキンとおなじような感覚で使えるのが魅力。
<ホルダー+プレーン型>
もうひとつがホルダー(薄い羽根つきナプキンのような透湿防水布)とハンカチ型のプレーン(吸収体)が別々で、組み合わせて使うタイプ。紙ナプキン派にはこのタイプは馴染みがないかもしれないけど、実はとっても便利なデザイン!
ホルダーとプレーンを固定するために、スナップが付いてます。(メーカーによってはゴムなどで固定するタイプも有)
ホルダーにプレーンをスナップでセットしたら……
じゃばら状にして折り畳んで使います。
横から見ると、結構厚みがあるのが分かるかしら? この厚みがあるおかげでフィット感があって、意外とズレたりしないのです。
しかも折りたたみ方を変えればキレイな面を上にして使えるから、お手洗いにいく度に新しいプレーンに交換する必要もなし。
交換の回数が少なく、洗濯の後に乾くのも速いので私が主に使っているのはこちらのタイプです。
【布ナプキンのメリット】
ここからは私が実際に使って感じた布ナプキンのメリットやデメリットを紹介したいと思います。
・肌あたりが快適
私は肌が弱いのか、紙ナプキンだとガサガサしたりかぶれたりするのが苦手だったんだけど、布ナプキンは柔らかい布製なので、とにかく肌あたりが優しい! 紙ナプキンのときに悩んでいたかぶれがなくなって、これだけでも布ナプキンに変えてよかったと思うポイント。
・においやムレが軽減された
個人の感想だけど、使用中のにおいやムレは紙ナプキンより気になりません。もちろん0ではないけど、紙ナプキンのような肌に張りつく感じがないから、そのおかげかも?
・繰り返し使えて経済的
洗えば何度も使える布ナプキン。紙ナプキンよりお値段が高いので初期投資は必要だけど、1度買ってしまえば何度も使えます。1年以上使っているものもあるけど、まだまだ使えそうだから長い目で見るとかなり経済的なはず。また、ゴミ捨てのときの気遣いがいらず、エコなのも魅力のひとつ。
・デザインが選べる
シンプルな無地から柄物まで、色んなデザインがそろってるから、自分の好きなデザインが選べるのは紙ナプキンにはない魅力。長く使うことになるから、気に入ったデザインを選ぶことにしてます。
【デメリット】
・洗濯が面倒
使用後は水1Lに大して大さじ1程度のセスキ炭酸ソーダに半日〜1日つけ置きして洗濯機へ。つけ置きするだけなので個人的には最初に想像していたよりずっとラクだったけど、つけ置き洗いしているときはちょっと血のにおいが気になるというのが正直な気持ち。どうしても気になるときはアロマオイルを数滴垂らしておけばにおいを消してくれるので試してみて!
・多い日は持ち歩きがかさばる
布ナプキンよりは体積があるから、2枚、3枚と持ち歩くと紙ナプキンよりかさばるわ。使用後の布ナプキンを入れるビニールの袋も持ち歩く必要があります。個人差があると思うけど参考までに……私は量が多い1〜2日目だとプレーン2〜3枚+夜用1枚、3日目以降の少ない日だとプレーンか一体型1枚で過ごしてます。
【1年間布ナプキン生活を続けてみて…】
布ナプキンのサイトを見ていると「生理痛がなくなった!」なんてレビューも時々見るけど、残念ながら私は生理痛がなくなるまでの効果はなかったわ。でも、布ナプキンは布がたくさん重なっていたり、ノンポリマーだったりで冷えが軽減された実感はあるわね。
お手入れの手間や持ち歩きの問題、使用感の好みがあるから「全ての女子におすすめ!」って手放しで勧めるわけにはいかないけど、私は布ナプキンにしてから生理のストレスからちょっと解放されたのはたしか。その日の予定や体調によって紙ナプキンと併用するのも賢い使い方じゃないかしら?
女性にとって、かなり長い間付き合う生理の期間。もし気になっているんだったら、試しに使ってみる価値はあると思います!
参考リンク:jewlinge
執筆・撮影:有栖川ちび子
Photo:(c)Pouch