歌川国芳の浮世絵『にはかあめんぼう』がカプセルトイに! カエルや鯉が雨宿りするコミカルな表情と躍動感がたまらんよ~♡
浮世絵師・歌川国芳による「金魚づくし」シリーズは、金魚をはじめとする水中の生き物たちを擬人化した作品。
その中のひとつ『にはかあめんぼう』を手のひらサイズのフィギュアにしたのは、数多くのカプセルトイを生み出してきたキタンクラブ。実物が送られてきたので、さっそく隅々まで観察してみることにしましたYO☆
【にわか雨に驚く金魚たちがめっかわ!】
『にはかあめんぼう』は、にわか雨に驚いた金魚やカエルが、自分の尾ひれや葉っぱの傘で雨をしのごうとする様子を描いた作品。
「やばっ! 降ってきたぞ!」と言わんばかりの表情や、早く家に帰ろうと走る姿が愛らしくって、いつまでも眺めていたくなります。
今回フィギュア化されたのは、親子の金魚が手をつないで走る「親子金魚」、自分の尾ひれを傘替わりにする「尾かぶり金魚」、金魚とカエルが連れ立って雨から逃げ惑う「金魚とカエル」の3種類。
このうち傘を持っているのは「親子金魚」と「金魚とカエル」で、傘や傘をもつ手は、自分で組み立てなければなりません。穴に差し込むだけなのでカンタンです! またそれぞれのフィギュアには独立できるように台座がついてきますよ〜。
【表情と躍動感がリアル~~~!】
組み立てと台座へのセットを無事完了すると、目の前には、浮世絵から飛び出してきたかのようなリアルな金魚たちがずら~り!
ビックリしたように大きく見開いた目や口、ひれで表現された手足の躍動感がリアルで、ちょっと目を離した隙に動き出しそうな気すらしてきますっ。
【後ろ姿や細部のこだわりに注目!】
360度方向から眺められるので、後ろ姿もじっくり観察できます。背びれがしっかり再現されているのはもちろん、濡れないよう尾びれを紐でくくっていたりと、雨対策への個性が出ていて、思わずクスッと吹き出してしまいました。
浮世絵がもとになっているだけあって芸術性が高く、インテリアとしても重宝しそう。ひとつ500円でこれだけクオリティーの高いフィギュアが手に入るなら、安いものだと思いました。
鳥獣戯画や北斎漫画が好きな人なら、きっと、いや絶対、ツボにハマるはず~!
参照元:KITAN CLUB
撮影・執筆:田端あんじ (c)Pouch