青汁4杯分も使われたソラノイロ「青汁冷麺」を食べてみたら…「うま〜い、もう1杯!」と叫びたくなった
キューサイの青汁といえば、昭和世代の皆さんには「まず~い、もう1杯!」のCMでおなじみのはず。
名悪役の八名信夫さんが青汁をぐいっと飲み干した後、カメラを見据えて言い放つこのセリフ。なかなかのインパクトと有無を言わせぬ説得力がありましたよね。
そんなキューサイの青汁も時代とともにアップデート。令和元年となるこの夏、ミシュランにも掲載された人気ラーメン店「ソラノイロ」とコラボし、「キューサイのマズくない青汁冷麺」なる限定メニューを出すというニュースが入ってきたのです……!!
「まずくな~い、もう1杯!」の声は本当に出るのか……? 試食会に呼ばれたので、たしかめに行ってきました!
【すさまじいまでに緑色な「青汁冷麺」】
青汁の製造・販売をおこなって今年で37年目のキューサイと、野菜や肉など使用する食材に並々ならぬこだわりを持つソラノイロ。
「キューサイのマズくない青汁冷麺」は1食に約4杯分の青汁を使用しているそう。麺にもスープにも青汁をしっかり入れ込んであり、麺の上には生のケールがファサーッと山盛りになっている。両者の熱意がほとばしりすぎたのか、すさまじいほどの緑色をしていますが……いただいてみます!
……まずくな~い! むしろおいしい……!!??
八名信夫さんの「まず~い!」を真似る気満々だったのに、とんだ肩透かしをくらったじゃないですか……!!
【酸味のあるスープは夏にぴったり!】
まず、スープは酸っぱさがありながらもマイルドでまろやか。青汁の苦みなどまったくなく、食欲がないときでもするすると食べられそうです。
【生ケールの味にビックリ】
そしてトッピングのケール。生で食べたのはたぶん生まれて初めてですが、まったく苦くなくてビックリ! パクチーほど強烈な香りや味はなく、さわやかな風味が感じられ、麺やスープと一緒にモリモリと食べ進められます。
また、グリーンキウイ、グリーントマト、つまみ菜、低温調理した鶏むね肉、煮玉子というトッピングは見た目や味のアクセントになるのと同時に、さまざまな栄養を一度に摂れるというメリットも。
【青汁を使ってここまで美味しくできた理由は?】
「青汁のまずいイメージをいかにおいしくするか」にこだわったと話すのは、ソラノイロ代表の宮崎千尋さん。
そのまま飲むとけっしておいしいとは言えないキューサイの青汁が、なぜここまで完成度の高い冷麺に仕上がっているのか? この質問には
「ケールが入ったスープに『千鳥酢』という米酢や鹿児島県の喜界島で作られた三温糖などを加え、ケールの風味が消えないようにしつつも、酸っぱさや甘さを足しておいしく食べられるように工夫しました」
と教えてくれました。
【異色のコラボ麺を食べられるのは今だけ!】
おいしく食べられて栄養満点の「キューサイのマズくない青汁冷麺」は夏バテしがちな今の時期にピッタリ! 他では味わえない貴重な1杯をぜひ皆さんも体験してみて。
「キューサイのマズくない青汁冷麺」は1杯1200円(税込)で、ソラノイロ麹町本店で2019年7月19日まで、1日限定20食の限定販売です。
参考リンク:キューサイ公式サイト、ソラノイロ
執筆:鷺ノ宮やよい (c) Pouch