モンキー・パンチさんへの追悼で『ルパン三世 ルパンVS複製人間』を金曜ロードSHOW!で放送 / 貴重な声優陣やなつかしい作画に注目です
人気アニメ『ルパン三世』の原作者で漫画家のモンキー・パンチ(本名・加藤一彦)さんが、2019年4月11日に、肺炎のため亡くなっていたことが明らかになりました。
訃報を受けて、日本テレビ系番組『金曜ロードSHOW!』は、本日4月19日の放送作品ラインナップを急きょ変更。
哀悼の思いと感謝の気持ちを込めて、1978年公開のルパン三世劇場版第1作『ルパン三世 ルパンVS複製人間』を放送することを発表しました。
【「ルパンVS複製人間」はどんな作品なの?】
『ルパン三世 ルパンVS複製人間』の見どころは、なんといっても最強の敵・マモーとの対決。
マモーは自らを “神” と名乗る謎の人物で、子供のような低い背丈と、薄灰色の肌が特徴。賢者の石を巡って、ルパンと熾烈な争奪戦を繰り広げていきます。
【今は亡き豪華声優陣にご注目】
レトロで味のある作画、終始大人向けともいえるストーリー展開など作品の魅力は数あれど、注目したいのが豪華声優陣の存在。
ルパン三世役の山田康雄さん、銭形警部役の納谷悟朗さん、さらにはマモー役の西村晃さんといった今は亡き偉大な声優・俳優の方々が声を担当しているので、名演を心ゆくまで堪能できると思います。
【ネットの反応は?】
放送決定にあたり、ツイッターにはコメントが殺到。もともとは劇場版『名探偵コナン 天空の難破船』が放送される予定だったこともあってか“怪盗”と“名探偵”という関係になぞらえて
「最期にルパンを作ったモンキー・パンチ先生が金ローのコナン枠を盗んだのか」
といったコメントがあったほか、ルパン一味とコナンが共演する作品が『金曜ロードSHOW!』でたびたび放送されていることもあって、そのことに触れているツイートも少なくありませんでした。
【作者自ら監督した作品の放送を望む声も】
その一方で「『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』を放送してほしい」という声も数多く見受けられました。
『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』は1996年に公開されたルパン三世劇場版第6作で、モンキー・パンチさんがシリーズ史上初めて監督を担当した作品。そのため、追悼放送を望む人が少なくないことも納得です。
他の映画やテレビシリーズと比較すると、キャラクターが原作に近い風貌で描かれているともいわれているので、叶うことならいつか放送してほしいものです。
モンキー・パンチさんのご冥福を、心よりお祈りします。
参照元:金曜ロードSHOW!、Twitter @kinro_ntv、YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch