インドの屋台に「サッポロ一番塩ラーメン」を持っていくと…袋ごとバッキバキにされて激ウマなカレー風味雑炊が完成したよ!!
アジアの国々は屋台文化が発達しているところも多いですが、インドもそのひとつ。ご飯系からデザート系、飲み物などストリートにはいろいろな屋台が並んでいるようです。
じゃあそこに日本の食品を持ち込んで調理してもらったら、どんな料理ができあがる……? そんな面白い試みを撮影してYouTubeに投稿しているのが「今日ヤバイ奴に会った」さんです。
サッポロ一番や永谷園のチャーハンの素、「きのこの山」や「たけのこの里」をもとに、日本人には思いもよらないナナメ上の発想で調理していくインド人たち。なのにできた料理はどれもめっぽうおいしそうって、まったくもってどういうことなの……!!!
【「サッポロ一番塩ラーメン」をバリバリに砕き割る】
たとえばみんな大好き「サッポロ一番塩らーめん」。インド・ニューデリーの奥まったところにある屋台で「これで何か作ってください」とお願いしたら、どんな料理ができあがるんでしょうか?
えらく年季の入った感じのフライパンに火をつける店主。油を入れ、トマト、玉ねぎ、唐辛子も加えます。そして……いきなり麺の袋をチャッカマンで叩き出したーーーッ!!! サッポロ一番塩らーめんに親を殺された恨みでもあるのかってぐらいバッリバリに砕いていきますが、ここからどうするのか先が読めない……!
【適当すぎるのになぜかおいしそう】
さて、先ほどのフライパンは温まっていい感じに。そこにチリパウダー、塩などを加えます。そしてヘラでトントンとトマトをつぶし、水をドボドボー、ジャーーーッ。わー、水の分量、超適当~!
そこに先ほど粉砕した麺をジャーッ。当たり前ですが、麺だったころの面影なし。麺の切れ端のようなものがいっぱいフライパンの中に浮かんでいるという状況です。それをしばらくグツグツと煮込んで、袋麺に付属の粉末スープ、ごま、さらに生卵を投入。卵をぐるぐるかき混ぜて溶き、8分ほど煮込めば完成です。
【値段も安い!】
日本人ならまず考えつかないであろう材料、そして作り方。しかも適当そうなのに、そこにはとてもおいしそうな完成品が……! どろりとしてどこか卵のおじやを思わせます。けれどお米じゃなくて麺だし、チリパウダーのおかげでそうとうスパイシーそう。
「今日ヤバイ奴に会った」さんいわく、「カレー風味の美味しい雑炊風。想像以上に美味しいです」とのこと。ジャンクなストリートフードって感じでそそられませんか? 作り立てをぜひとも食べてみたい!
ちなみにお値段はこれで45ルピー(80円ぐらい)なんだとか……って、安い! 普通に日本で「サッポロ一番塩ラーメン」ひと袋買うより安いと思うんですが……。
【持ち込みで作ってもらえるものなの?】
それにしてもこんなふうに食品を持ち込んで、作ってもらえるものなんでしょうか? 「今日ヤバイ奴に会った」さんに尋ねてみたところ、
「インドの屋台は、すごく自由なところが多いので、いろんなリクエストに応えてくれます。日本の食材を持って行って作ってとお願いしても、断られたことがないですね。楽しんで作ってくれるので、観てる方も楽しいです」
とのこと。このへんのフリーダムな感じもとってもインドっぽいですよね!
【興味深い屋台動画がいっぱい】
ほかにも「サッポロ一番みそラーメン」はそば飯風になったり、永谷園の「かに味チャーハンの素」はフライドエッグ付きのインド風チャーハンになったり、「たけのこの里」は削ってドーサ(クレープ風の料理)に入れたりと面白い! もう一度言いますが、なんで本来の作り方や食べ方とまったくちがうのにできあがりはこうもおいしそうなのーーーっ!?
そして、店主とのやりとりや街の風景などからインドのストリートのライブ感が伝わってくるのも「今日ヤバイ奴に会った」さんの動画の魅力。インドの底深い魅力に少しでも触れてみたい方はぜひとも観てみてください~!
参照元:YouTube
動画:今日ヤバイ奴に会った, used with permission, used with permission
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch