【検証】話題の「ハイホーム」が本当に”大掃除の神アイテム”なのか確かめてみた / シンクは新品同様になったけど他は…
結婚してから「ナチュラルクリーニング」派になったわたし。掃除グッズはできるだけ少なくして「重曹」「クエン酸」「セスキ」さえあれば家中どこでも掃除しちゃいます、っていうのが理想なんだけど、年の瀬が迫ってみればどうしてもナチュラルに落ちてない箇所がチラホラ。
たとえば、お風呂の鏡のウロコ。何を使っても落ちない浴室の謎の白い汚れ。気づけば茶色くなってるシンク。どうにかしたいよこの汚れ。
そんななかマツコ・デラックスさんの番組に取り上げられたことで再び注目されているクレンザーの存在を知りました。そいつの名前は「ハイホーム」。
なんでも、石けんと天然硅華石(湯の花)が原料の半練りタイプのクレンザーで、昭和38年からある老舗アイテムらしいのですが、その噂の「ハイホーム」がどこまでちゃんと落ちるのか本日はチェックしてみたいと思います。
【ちょっとお高めの値段】
アマゾンで400g入りのものを購入しました。定価は1296円(税込)ですが、Amazonでは1000円以下で購入できました。
普段クイックルワイパーのドライ(400円くらい)を買うのもためらって、安価なPB商品(100円代)を選んでしまうボンビーな私としてはかなり高額です。
【おすすめは「ラップ戦法」】
使い方は、スポンジなどにこのペーストを付けて、気になる汚れをこすり落とすようなのですが、スポンジでは落ちないという声もチラホラ。アマゾンのレビューで、参考になる使い方を書いてくれている方がいらっしゃいました。「指にラップ(2、3層重ね)を巻いて、ラップにハイホームのペーストを載せて(水なし)使うのが一番よかった」とのこと。ラップが破れることがあるので手袋をしたほうがいいそうです。
【実践1:キッチンのシンク】
今回の検証のためにあえて1週間放置したシンクで挑戦します(普段はもう少しだけキレイなのよっ)
シンクはスポンジでゴシゴシこすってしまうと、傷ができて、その傷に汚れがたまってしまうので、アマゾンでのアドバイスを参考にしたラップ戦法で、こするというよりも優しく円を描くイメージ。「ハイホーム」は見た目が粘土っぽいですが、使うと少し泡立ちます。
【す・ご・い】
比較できるように左半分だけ磨いて、水で流してみると、半分だけシンクが新品に! 手触りもツルツル、掃除前のシンクがいかに曇っていたことがバレてしまいました。これはすごい。排水溝のプラスチック部分と蛇口部分も新品のようなピカピカに。掃除時間はおよそ3分。
【実践2:お風呂の鏡のウロコ】
つづいて、お風呂の鏡のウロコにも挑戦。ウロコは最近何をしても取れてません。シンクと同じようにラップを巻いたで磨き、水で流すと、お。取れている気がする〜。鏡の表面がツルツルに。
しかし、乾いたときにもう一度確認してみると、全然まだ残ってるわ。やっぱり鏡のウロコは一度では落としきれないのね。何度か挑戦してみます。
【実践3:浴室内の謎の汚れ】
浴室で気になっていたのが、浴槽の内側はツルツルなのに浴槽の縁がずっとザラザラしていること。ザラザラはは軽くこすってみたら取れました。もっとずっとこすり続ければなんとかなりそう。
【花瓶の汚れ】
もうひとつ、白い汚れがどうしても取れない花瓶をタオルでゴシゴシこすってみました。かなり力をいれているので花瓶が割れそうでしたが、5分こすり続けて8割くらい取れました〜。
【使ってみた使用感】
「ハイホーム」を実際に使ってみて、いいなと思ったのは、「無臭」だということ。漂白や強い洗浄力の洗剤はどうしても換気に気をつけていないといけないし、臭いが強くてむせてしまうことがあった
けど、これなら苦しくないです。
【シンク以外の即効力がやや欠ける】
今回いろいろな部分を掃除してみましたが、圧倒的に魔法のようにキレイになるのはずばりシンクとステンレスの蛇口部分。新品同様くらいにピカピカになるので、シンク磨きのためだけに買っても十分重宝します。
【合い言葉は「根気よく」】
その他のこすって落とす汚れでは、速攻力はやや低め。確かに根気よくこすり続ければキレイにはなるけど、度肝を抜かれる魔法のような落ち具合ではありませんでした。万能を売りにしている洗剤だけど、他の部分ではシンクほどの感動は薄いです。
1日ですべての箇所をこすり落とすのは超大変なので、普段の掃除+αで1箇所ずつこすっていこうと思います。レビューによれば、コップの茶渋、トイレの黄ばみなどにも「根気よく」挑めば倒せるとのこと。茶渋は塩素系漂白剤とかでも落とせると思いますが。
【まとめ:シンク磨きとしては最強】
結果をまとめると、時間がかかりすぎるので、大掃除には不向きだけどシンク磨きとしては最強。それ以外だと、どんな汚れも落とすぞという強い忍耐力が必要。という結果に。シンクに関して言えば、本当に誰かに教えたくなる程の輝きになるので、シンクの汚れをなんとかしたい方にはおすすめです!
参考:日本珪華化学工業
検証・撮影・執筆=黒猫葵 (c)Pouch