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【本好きに届け】入場料のある本屋「文喫(ぶんきつ)」が六本木にオープン! 無数の書籍から最愛の本を1日かけて選ぶ本好きのための本屋です

   


本屋さんで好きな本をじっくりと選ぶ時間は、本好きにとって至福そのもの。忙しい毎日を送っているとなかなかそんな時間はとれないけれど、できることならお気に入りの1冊と出会うためにいろんな本を並べて心ゆくまで吟味したい。本を愛する人のそんな想いをかなえてくれる書店が、東京・六本木に登場します。

2018年12月11日に六本木電気ビル1階にオープンするのは、書店「文喫(ぶんきつ)」 。入場料を払って入店する、というこれまでにないタイプの本屋さんで、扱う本の豊富さ、本を楽しむための徹底した空間設計やサービスなど、本を愛する人のためにつくられたお店となっています。

六本木電気ビル、というだけでピンときた方は、そうとうな本好きさん。ここは、本が好きな人たちが集まる書店「青山ブックセンター六本木店」(ABC)があった場所なんです。2018年6月に閉店してしまったABCという空間が、再び本好きの集う場所として生まれ変わってくれるだなんて、なんだか泣けてきちゃうよ……。

【本選びの楽しさを味わいつくすための書店】

この新しい書店「文喫」を手がけるのは、出版取次の最大手・日本出版販売(日販)。多ジャンルにわたる約3万冊の書籍を扱いながら、本をじっくり時間をかけて選ぶためのスペースとして90席を設置するとのこと。

そのこころは、「本を選ぶための場所と時間を提供するための本屋」。本を選ぶ、ということの楽しさを最大限に味わえるようにつくられたお店なのです。

利用者は、税抜1500円の入場料を支払って入館バッチを受け取ります。その後はお替り自由のコーヒーと煎茶を片手に、数多く用意された席で好きなだけ時間をかけて本を選べる、というシステム。

【最高の1冊と出会うために作られています】

気になった本を何冊でも席にもってきて、徹底的に選んでほしい。1日いたっていい、むしろ1日いてほしい、というのが運営サイドの想いのようで、いちど入館したなら9時~23時の営業時間中いつまでも過ごすことができるとのことです。

店内には人文科学や自然科学、デザイン・アートを中心としてありとあらゆるジャンルの書籍が勢ぞろい。ふつうの書店ではあまり出会うことのない本も扱うというあたり、さすが取次最大手の手がけるお店です。アレコレ手に取っていたら、あっという間に時間が過ぎ去ってしまいそう……!

【自分だけの本選びを実現する設備】

席の種類もさまざまあり、1人で本と向き合うための「選書室」「閲覧室」や、複数人で利用可能な「研究室」、さらには小腹を満たすことができる「喫茶室」を設置。

日販のお店ということで本のバリエーションは折り紙つき。何冊でも好きなだけ本を抱えて選びながら、ドリンクも好きなだけいただける。おなかが減ったら食事までできるとあらば、嬉々として朝から晩まで居座ってしまう気がする……我ながら少し怖いです。

さらには本にまつわる企画展も定期的に開催されるということで、どんな内容となっているのか楽しみ!

【本屋さんならではの、本に触れる体験を】

街中の本屋が減少傾向にある今、大量の書籍に囲まれる体験がしづらくなっています。気になった本だけをネットで買う、というのが合理的なのかもしれません。けれど、想定していなかった本との一期一会の出会い、それもまた実在書店のとてもとても大事な機能ではないでしょうか。

本のプロフェッショナルが提案する、本好きのための新しい書店「文喫」。宝探しに行くような気分で、週末などに出かけてみてはいかがでしょうか。

参照元:日本出版販売株式会社文喫
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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