【けもなれ】第7話は名言の嵐! ガッキー演じる晶は田中圭演じるクズ彼氏についに別れを告げ…
第1話目から超ウツ展開だったり。彼との初キスシーンに胸キュンしたかと思ったら、今度はその彼のクズさ加減にゲンナリしたり……。
「そう来たか!」の連続で視聴者を翻弄しまくる日本テレビ系ドラマ『獣になれない私たち』も、2018年11月21日でついに7話目を迎えました。
7話を一言で表すならば、ずばり “名言の宝庫” 回。
主人公の晶(新垣結衣)や恒星(松田龍平)はもちろん、これまでどちらかというと視聴者に嫌われ気味だった晶の同僚・松任谷(伊藤沙莉)も「よく言ってくれた!」な名言を生み出しておりまして、まさしく “神回” と呼ばれるにふさわしい回となっていたのです。
【晶の言葉が胸に突き刺さる】
まず紹介したいのは、恋人・京谷(田中圭)に対しついに別れを告げた、晶の名言。
京谷をまっすぐに見つめながら話した、
「京谷と別れることはわたしにとって人生を捨てるのと同じだった。捨てたくなくて、しがみつくばっかりで、笑ってごまかして。本当のことなんにも言えてなかった。でもそれってもう、わたしの人生じゃないよね」
「私は、私の人生を放り投げてた。投げたくない」
という言葉は、刺さる人には鋭利なナイフのように深く突き刺さる言葉なのではないでしょうか。
京谷が求める “理想の女性像” を演じ続けてしまったがあまり、恋人というもっとも近しい存在であるにもかかわらず、本当の自分をさらけ出せずにいた晶。別れを切りだす少し前、晶は京谷の元カノ・朱里(黒木華さん)に対し、
「私たち、誰の人生を生きてきたんだろうね」
とも語りかけていて、同じように “京谷に求められる女性” になれず苦しんでいた朱里に、どこかシンパシーを覚えていたようでした。
【松任谷、よく言ってくれた!】
そしてもうひとつ、晶にちなんだ名言を紹介するなら、松任谷が口にした一言を欠かすことはできません。
松任谷は仕事に手を抜きがちで、面倒なことは全部晶に押し付けてしまう困った同僚。ハッキリ言って “ちゃらんぽらん” にも見えかねない松任谷ですが、かつて晶に対し京谷が放った「今の晶、かわいくない」という発言に対し、ひそかに憤慨していたようなんです。
「かわいくなくて何が悪いんじゃボケ! うっさいわ!」
と晶の心の声(?)を代弁しながら、プリプリ怒る松任谷。「笑った顔がかわいいって言うなら、お前が笑わせろ」という旨の発言もしておりまして、「見直した!」「よく言ってくれた!」と称賛する声が後を絶たなかったんですよね。
【松任谷を愛さずにはいられなくなる…】
またこのシーンでは、松任谷がなぜ仕事に積極的でないのか、その理由も明かされています。それは
「やってもやってもできないから、頑張るのをやめた」
というもの。この正直すぎる一言に、共感を覚えた人も少なくなかったようでした。
【「恒星と京谷の違い」があらわになった回でもありました】
女性陣の名言もさることながら、メインの男性キャラ2人の対比も色濃く見えていたのが第7話の特徴。
晶のことが原因で朱里と揉めるも、晶に対し「お前のためにやったのに」ではなく、「いや、俺が言いたくて言った」と言い換えることができた恒星。
一方、本音をぶつけて別れを告げた晶に、「俺も好きだった」「ありがとう」という言葉ではなく「俺はキミのためにここまでしたんだよ」と自分のエゴをぶつけようとした京谷。
ふたりの心持ちに “超えられない壁” のようなものを感じて、「やっぱり晶は、京谷に別れを告げてよかったんだな~」としみじみ思ってしまったのでした。
【次回も波乱の展開!?】
こんな感じで、 “過去” と無事決別することができた晶。はてさて11月28日に放送される第8話では、どんな名言が生まれるのでしょうか。
次回は朱里が晶の会社で働くべく面接に訪れたり(!)行方知らずだった恒星の兄が発見されたり(!!)と、またしても波乱含みな展開のようです。一難去ってまた一難となってしまうのか……前回同様、目が離せませんっ!
参照元:日本テレビ、Instagram @kemo_nare_ntv、Twitter @kemonare_ntv、Twitter検索 #けもなれ
執筆=田端あんじ (c)Pouch