【怒涛の救出劇】ホームレスうさぎの一家を保護せよ! すばしっこい彼らを助ける為に床をぶち抜くことも厭わないよ
もともとは人間に飼われていたものの、捨てられてしまった動物たちが、そのまま野良化してしまうことがあります。
日本でもときどきニュースで耳にしますが、他の国でも同様のことは起きているみたい。
今回ご紹介するのは、「Hope For Paws」という動物の救助活動をおこなっている団体がYouTubeにアップした動画です。
ホームレスになってしまったうさぎ一家の保護に奔走する……という内容なんですが、これがたいへん。すばしっこいうえに警戒心も強いため、あの手この手を尽くしての一大救出劇となっているんです!
【まずは親うさぎ2羽から!】
救出するのは、お父さんうさぎ、お母さんうさぎ、そして子うさぎ4羽の計6羽。まずは、お母さんうさぎにそろりそろりと静かに近づき、大きな網をかぶせてつかまえます。これはわりと簡単に成功。
続いてお父さんうさぎですが、茂みの中に走って隠れてしまったものの、こちらもなんとか網で捕獲。これで親うさぎ2羽は保護できました。さて、大変なのはここからです。
【子うさぎ2羽は保護したものの……】
古い民家の軒下のようなところに入ってしまった子うさぎたち。おどかして走り出てきたところをつかまえて、2羽は保護できたものの、あとの2匹がどうしても外に出てこないようです。
そこでなんとも大胆な策を決行! それはなんと、民家のオーナーに許しを請い、うさぎたちが隠れている納屋をぶち壊すというもの!!
あいにく必要な道具がそろっていなかったため、いったんその場を離れ、翌朝ふたたび戻ることに。この日は深夜2時まで、およそ10時間もの時間を作業に要したといいます。
【納屋の床を大胆にぶち壊す!】
そして翌朝6時。ふたたび作業開始です。子うさぎたちが他の場所へ隠れないよう、細心の注意をはらって納戸の床を機械で壊していきます。そしてついに、狭くて暗い場所でじっとしていた2羽を保護することに成功!
動画を観ているほうも手に汗にぎる救出劇で、最後の2羽が保護された瞬間は、思わずホッと胸をなでおろした人も多いことでしょう。
こうしてふたたび一堂に会することができたホームレスうさぎの一家。みんなで肩をよせあったり、ニンジンをモリモリ食べたりする姿が微笑ましい……!
救出にかかる費用は団体に対する寄付金でまかなわれているそうで、動画では寄付の募集も呼びかけています。
とはいえ、そもそもは捨てる人間がいなければ、このコたちはホームレスにならなかったわけで……。ペットを飼うときは、安易な気持ちで引き取ってはいけないと考えさせられる動画でもありますね。
参照元:YouTube、Facebook
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch