これぞリアル・コンピューターおばあちゃん!! PCのペイント機能で見事な絵を描きあげています
NHKの番組『みんなのうた』で流れる楽曲は名曲ぞろいですが、わたしが子供のころに好きだった曲のひとつが『コンピューターおばあちゃん』。伊藤良一さんが作詞・作曲をしたこの曲はテクノポップ調のメロディーが印象的で、当時いつも口ずさんでいたものでした。
今回紹介するのはまさに、 “リアル・コンピューターおばあちゃん” とでも呼ぶべきお方。
スペインの都市バレンシアに暮らすコンチャ・ガルシア・ザエラ(Concha García Zaera)さんは、御年87歳。PCで絵を描くのが得意で、作品を公開するインスタグラムのフォロワー数は、なんと11万8000人を超えているんです……!
【もともと絵を描くのが好きだったみたい】
スペインのラジオ局「Radio Valencia」のインタビューによると、ザエラさんはもともと油絵を習っていたそう。ですが塗料の匂いが強すぎて、家で絵を描くことができなかったといいます。
そんな時に出会ったのが、グラフィックソフトウェアの「マイクロソフト ペイント(Microsoft Paint)」。子供たちからプレゼントされたPCに入っていたのが「Windows 7」で、その中にペイント機能を発見し、マウスを使って絵を描くようになったんですって。
【マウスで描いたとは思えないお…!!!】
マウスで絵を描いたことがある人ならおわかりでしょうが……マウスだと、まっすぐな線を描くことも難しいですよねぇ。
それなのに公開されているザエラさんの作品はどれもクオリティーが高く、もちろん線だってまっすぐ。木々に茂る葉の描写の繊細さなどは、目を見張るものがあります。
なお、おもに風景画が中心なのは、「ポストカードや風景からインスパイアを得ている」からだと、スペインのメディア「UltimaHora」のインタビューでザエラさん自身が語っていました。
【ツイッターで一気に拡散】
ザエラさんがここまで注目を浴びたきっかけは、あるツイッターユーザーが拡散したこと。絵を書く方法も、作品が知られるようになったきっかけも、どこまでも現代的です。
スペインの明るい陽射しと豊かな自然を思わせる、鮮やかな色彩。一点の曇りもないそのまぶしさに心惹きつけられた人は多かったでしょうし、なによりコレを87歳の方が描いているという事実に、ただただビックリ! 美しい絵を描き続けることで、いつまでも元気でいてほしいものですね♪
参照元:Instagram@conchagzaera、Mashable、UltimaHora
執筆=田端あんじ (c)Pouch