旦那さんへの愛憎を込めた「猟奇的キャラ弁」がセンスの塊!! これはもはや芸術品です
かつて、ここまで芸術的なキャラ弁が未だかつて存在したでしょうか……いや、ない!!! インスタグラムユーザー、“まこつ” さんこと木下祐子さんが日々公開し続けているお弁当は、クオリティーがとにかく高いっ。
キャラ弁といえばアニメやゲームのキャラを想像しますが、木下さんがモチーフにしているのは、おもにお菓子やドレッシング、インスタントラーメンなどの商品パッケージ。
ほかにも「平成」と元号を掲げる小渕恵三元総理や、ペットフードの「ビタワン」をモチーフにしたキャラ弁、おにぎりにでっかく「加」「齢」、おかずに「臭」という文字をあしらったお弁当など、その種類はバラエティーに富んでいます。
【この方、センスの塊ですわ】
木下さんのキャラ弁は、柄の細かさやデザインのきれいさだけではなく、モチーフ選びのセンスがずば抜けているんですよね。……つーか、加齢臭て! あとペットフードも。なぜこれを選んだ?(笑)
これらのキャラ弁の数々は旦那さまのために作られたもので、2017年6月27日発売の『週刊女性』にも掲載されたのだそう。木下さんはインスタグラムで次のように語っています。
「様々な企業様の商品パッケージや看板をテーマに、家族がまだ寝静まる朝もやの中、一つの弁当箱から生まれる無限の世界は、自己満・自己流・事故寸前の興奮とスリルと共に日々繰り広げられる私の冒険と暴走の愛憎弁当劇であります」
「こうして世に放たれやっと日の目を見た弁当達も、煮汁をまき散らしながらたいそう喜んでおりますことでしょう」
「煮汁をまき散らしながら」……! 「冒険と暴走の愛憎弁当劇」というパワーワードといい、お弁当だけでなく言葉のチョイスにも、センスの良さを感じずにはいられませんっ。
【ご本人に話を聞いてみたよ】
木下さんに話を伺ってみたところ、キャラ弁を作り始めたきっかけは、旦那さまの実家で飼っている犬とのこと。
ワンコをモチーフにしたキャラ弁をなんとなく作ったところ非常に喜んでもらえたそうで、それ以来いろいろと作るようになったんですって。
【1時間半かけて作っているんだって】
1つのお弁当を作るのにかかる時間は、約1時間半。昔からちまちました作業、地道な作業が好きだったとのことで、なるほど納得です。ここまでのクオリティーは、センスはもちろん技術や根気がないと絶対に成しえないもんな~!
【間違いなく天才です】
それにしてもスゴイのは、テーマの幅の広さ。どうやって決めているのか最後に尋ねてみたところ、返ってきた答えは「寝る前などぼーっとしている時に突然閃きます」とのこと。やっぱ木下さん、天才だわ。キャラ弁の申し子だわ……!!
木下さんの秀逸すぎるキャラ弁をもっと見たいという方は、ぜひインスタグラムをチェックしてみてください。マネしたくてもきっとできないであろう素晴らしい作品の数々、こんなお弁当を毎日のように食べることができる旦那さまは幸せ者ですね♪
参照元:Instagram @yuko.makotsu
Photo:まこつ, used with permission
執筆=田端あんじ (c)Pouch