純白のウェディングドレスの裾をカラースプレーで染めたら…まるで紅葉のような美しさ!
イギリスでオーダーメイドのドレスを制作しているフェリシティーさん(Felicity Westmacott)が手がけたのは、秋の紅葉をイメージしたウェディングドレス。
真っ白なドレスの裾には、赤や黄色、オレンジなどの鮮やかな色がグラデーション状に染められていて、じっと見入ってしまいそうな美しさ。その制作過程が、フェリシティーさんのホームページやインスタグラムなどにアップされています。
【カラースプレーでドレスを染めてみた】
フェリシティーさんのホームページによると、このドレスはディップ・ダイ・ドレスといい、「ヘレダ(Helada)」と名付けられています。“ディップ・ダイ” とは、染色の手法のひとつ。2016年と2017年のトレンドで、ヘアスタイルや家具はもちろん、ウェディングのトレンドにもなっていたそうです。
「ヘレダ(Helada)」に使ったこのドレスも、染めたいと考えたものの、ドレスのチュール部分はポリエステルで、大部分は絹で作られています。異なる素材で出来た布を「ディップ・ダイ」用の染料で染めるのはとても難しいのだそうです。
そんなわけで思いついたのが、カラースプレーを使うというアイデア。用意したのは花屋さんがプリザードフラワーを作る時に使用する「オアシス(Oasis)」と呼ばれるスプレーで、フェリシティーさんが思い描いた色を再現するべく、合計6色をそろえたのだそうです。
【染色に必要だった時間は7時間!】
まずはドレスに色を入れる前に、同じ素材の布で実験。問題なく染まったので、お次は本番。いよいよドレス本体の染色へと取り掛かります。
マネキンに着せた状態のドレスを庭へ設置。プラスチックシートやテープで染めない部分を覆い隠したら、準備は完了です。
深呼吸をして、いざ噴射! 黄色にオレンジ、赤に紫と、次々色を重ねてゆくフェリシティーさん。グラデーションが自然に見えるよう、白い部分との境目に黄色のスプレーを施すことも忘れずに。
「ひとつの色を塗ってから2時間乾かす」という作業を3度重ね、計7時間を費やした結果、ようやく理想どおりのドレスが完成したんですって。いやはや、長時間の作業お疲れさまでした~!
【実際に借りることができるみたい】
出来上がったドレスはウェディングフォトや結婚式で実際に着用することが可能で、フェリシティーさんのホームページから詳細を問い合わせることができます。
ウェディングドレスのほかにも、素敵なドレスの写真が数多く公開されているので、ぜひともチェックしてみてくださいっ♪
参照元:Felicity Westmacott、YouTube、Instagram @felicitywestmacott、Bored Panda
執筆=田端あんじ(c)Pouch