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固すぎるアイスと噂の「あずきバー」専用かき氷器の開発秘話が泣ける / プレゼン中に機械が破損などプロジェクトX並の苦労が…

   



井村屋の人気商品「あずきバー」。国民的アイスキャンディーとして知られるとともに、一部では“世界一固いアイス”ではないかという噂もあるのだとか。

そう、たしかに「あずきバー」ってめちゃくちゃ固いんですよね。普通のアイスキャンディーと同じだと思ってかじろうとしたら、自分の歯が折れるんじゃないかというほどの衝撃を受けたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

そんな「あずきバー」をふわふわに削ることができる「おかしなかき氷 井村屋あずきバー」がタカラトミーアーツより登場するということで、ここ最近かなり話題になっています。

発売の裏にはあのカチカチのあずきバーをなんとかかき氷にしようという『プロジェクトX~挑戦者たち~』並みの苦闘があったようなのです……!!

【試作機を完成させたものの……】

おかしなかき氷 井村屋あずきバー」の商品開発が始まったのは2016年9月。数ヶ月の構想ののち試作1号機を完成させたものの、社内の検証でうまく削ることができず、再度構造から検討し直すことに。

その後、何度目かの試作機を作ったのち、井村屋に持ち込んだそう。ところがプレゼンテーションの場で「あずきバー」の固さに途中で試作機が壊れるというアクシデントが発生。このときのタカアトミーアーツの担当者の気まずさ、考えるだけで胃が痛くなりそうです……。

その後も何度か試作機を持って井村屋の担当者を訪れ、目の前で「あずきバー」を削ろうとしては失敗する、ということを繰り返し、第6号機目にしてやっときれいなかき氷を作ることに成功したのだとか。

【大のオトナたちによる試行錯誤】

第1号機の「強力バネタイプ」では、あずきバーをセットするに2人がかりの力が必要なうえ、半分までしか削ることができず。そして第2号機の「上ハンドルタイプ」はプレゼンの最中にハンドルが壊れ、第3号機「サイドハンドルタイプ」はあずきバーの固さでハンドルが重くなって回らず……などなど、それぞれエピソードがすごいです。

それぞれの試作機には名前がつけられてるあたり、まるで重厚なメカが開発されているかのよう。

大のオトナたちが「あずきバーを削れる機械を作る」という目的に向かって試行錯誤している……その光景を想像しただけでも面白すぎ……いえ、目頭が熱くなっちゃいますね。

【ついに商品として発売されるよ!】

そうしてついに完成した「おかしなかき氷 井村屋あずきバー」は、誰でも簡単にかき氷が作れるようになっているのが特徴。

まずは「あずきバー」のスティック部分をスティック抜き取り専用パーツ「ぬけるんバー」に固定し、レバーを回してスティックを抜き取ります。その後スティックが抜けた「あずきバー」を本体にセットし、ハンドルを回すと「あずきバー」がするすると滑らかに削れ、ふわふわのかき氷になって出てくるそう。

フルーツと一緒に盛り付けたり、牛乳でシェイクにしたりなど、アレンジ次第でさまざまな食べ方も楽しめるんですって♪

あの固いあずきバーを削ってみたい……!! そんな欲望を叶えたい皆さんは、「おかしなかき氷 井村屋あずきバー」を手にいれてみては? 発売日は6月29日の予定で、価格は税抜2800円です。

参照元:タカラトミーアーツプレスリリース
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch

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