海での油断は禁物! 波に飲まれどんどん沖へ流される子供を救助するまでの動画に背筋がゾゾゾ
ハワイ・オアフ島、ノースショアにあるサンセット・ビーチを旅行で訪れていたのは、韓国に暮らすキムさん一家。水遊びを楽しむ彼らを突如襲った出来事に、あなたもきっと背筋がヒヤッとすることでしょう。
温かくなってくると、おのずと、海辺に出かける機会も増えるもの。ニュース番組「Hawaii News Now」のアンカー、ケアヒ(Keahi Tucker)さんがフェイスブックに公開していた動画を観れば、海がどれだけ危険なのかということがよくわかります。
【早く逃げてーーー!!!】
波打ち際で遊んでいたのは、キム家の子供で、8歳のリョンくん。家族と離れ、ひとりだけで遊んでいるリョンくんに、リョンくんの祖父が「こっちへこい」と声をかけながら手招きしますが、まだまだ遊びたいリョンくんは聞く耳を持ちません。
そうしているうちに、リョンくんの背後には高波が! 母のユラさんは慌てて息子を救いに行こうと駆け出しますが、波が沖へ引く速さにまったく追いつかず、リョンくんの体はどんどん、沖へと流されていってしまいます。
【地元の方々が救助…なんとか無事でした】
そこへ猛ダッシュしてきたのが、近くに暮らすサマリア人男性のクリストファー(Christopher Tuncap)さんと、その仲間たち。波に流されつつも互いに協力しあって、なんとかリョンくんを救いだす様子が動画にとらえられておりました。
【考えるより先に体が動いていた】
「Hawaii News Now」の報道によると、動画が撮影されたのは日曜日の午後5時30分。クリストファーさん一行は、このときビーチを去ろうとしていたそうで、しかもビーチの救助員はすべて帰宅した後でした。
「救えるかどうかわからなくて怖かった。だけど波にさらわれていくリョンくんの姿を目にした瞬間、海へと飛び込んでいた」と、クリストファーさんは話しています。
【みなさんも気をつけてください】
英雄だといわれたクリストファーさんは、「私たちは英雄ではない、ただのハワイ住民だ。なにをすべきかわかったから助けにいった、それだけのこと」とも語っておりまして、どこまでもいい人……!!
今回はクリストファーさんたちがいたからいいものの、そうではなかったらと考えると、ただただゾッとするばかりです。海に出かける際には、海そして波の力を、甘く見ないようにするべきかもしれません。
参照元:Facebook、Hawaii News Now
執筆=田端あんじ (c)Pouch