「コロナ禍での最新妊娠・出産事情」調査で9割が「出産時に影響があった」と回答 / 産後の面会やパパママ学級の中止など…
今年2020年は、世界中の人たちが “従来とは違う毎日” を過ごしたことと思います。
健康情報サービス「ルナルナ」が行ったのは、「コロナ禍での最新妊娠・出産事情」に関する意識調査。
いつもとは異なる日常を送る中、妊娠・出産に直面していた女性たちは、どのような体験をしていたのでしょうか。
【妊婦さんの多くが「コロナの影響があった」と回答】
今回の意識調査の対象となったのは、10代~50代以上の女性4173名。
そのうち2020年に出産した人に「妊娠中または出産時に新型コロナの影響はありましたか?」と尋ねたところ、妊娠中は7割近く、出産時は9割以上(!)が「影響があった」と回答しています。
【妊娠中~産後にかけて体験した「ネガティブな影響」とは?】
興味深かったのは、「妊娠中・出産時・産後に新型コロナによって受けたネガティブな影響は?」という質問への答え。
妊娠中でもっとも多かったのは、「パパ・ママ学級が中止になった」(72.4%)。
そして出産時に受けたネガティブな影響第1位は「出産後の面会ができなくなった」(79.4%)。2位は「希望していた立ち会い出産ができなくなった」(52.2%)で、妊娠中・出産時ともに、パートナーや家族と離れなければいけなかったことがわかります。
こういうときこそ大切な人にそばにいてほしいのに、叶わなかったというのは、さぞかし心細かったことでしょう。
私の友人も今年出産しましたが、やはり心細かったよう。また調査にもあるとおり「予定してた立ち会い出産ができなかった」とこぼしていました。
そして無事に出産を終えても、約9割がコロナの影響を実感。
具体的には「外出ができず育児によるストレスを余計に感じた」(66.4%)、「自治体や民間の育児サポートを利用しづらくなった」(45.3%)といった声が挙がっており、みなさん苦労していたようです。
【ポジティブな影響もあったみたい】
しかしながら、ネガティブなことばかりではなく、ポジティブな影響もあったよう。
妊娠中に受けたポジティブな影響として挙げられていたのは、
・自宅にいる時間が増え、家族と妊娠期間をゆっくり過ごせた(48.7%)
・出産までの準備を余裕をもって行えた(31.4%)
といった声。外出自粛による「ステイホーム」が家族にとっていい機会になったようです。
いろいろと考えさせられる今回の意識調査。
ご紹介した内容のほか、妊活事情についても調査しているので、ぜひ参照サイトからご覧になってみてください。
参照元:プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:ぱくたそ