前代未聞の『盗めるアート展』が今夜0時から開催されるよ~! 無人で24時間営業&展示作品は盗んでOKと異例づくし
2020年7月10日午前0時に、前代未聞の展覧会が幕を開けます。
展覧会のタイトルは『盗めるアート展』。その名のとおり、展示されたアート作品を盗めるらしく、全作品が盗まれ次第展示を終了するそうなんです。
こんな展覧会は未だかつて聞いたことがないし、伝説になるかも!?
【なにもかもが「異色」づくし!】
『盗めるアート展』の会場は、東京・品川区にある「same gallery」。開催期間は7月19日18時までで毎日24時間オープンする(!)といいます。
アート作品を自由に持ち帰れる(盗める)というという点に加えて、会場はセキュリティなし&無人営業と、どこまでも異色……!
【盗む前にルールを事前にチェックしよう】
ホームぺージに書かれたルールも独特で、
・作品を持ち帰られる方をアート泥棒様と呼ばせていただきます
・盗む作品は1組につき1点限りとさせていただきます(例:キャッツアイ様の場合は3人で1点のみ泥棒可)
・他のアート泥棒様と譲り合いましょう
などなど、これまたフツーじゃないっ! そのほかにも注意点として
・盗んでいいのは「展示物のみ」(※その他の盗難・破損があれば警察に通報)
・会場内での飲食と睡眠は禁止
・作品の持ち込みや設置も禁止
・展示物を盗む際の梱包や運搬は「自己責任」
といったことが書かれているので、足を運ぶ前にたしかめておくといいかもしれません。
【動画はネットで公開される場合があります】
また会場内は無人ですが、監視カメラは設置されるそう。
しかもインターネット上で中継・公開されることがあるらしく、主催者は「プライバシーを守りたい場合はマスクや仮面の着用を」と呼び掛けています。
【どうして「盗める」ようにしたの?】
なにもかもが従来の展覧会とは異なる『盗めるアート展』。開催に至った背景には、「現代における芸術のあり方を “違う角度” から捉え直す機会になれば」という思いがあるといいます。
アート作品が “盗んでよいもの” として展示されるとき、アーティストはどのような作品を展示するのか。また、鑑賞者と作品の関係性はどうなるのか。
“守られた展示空間” ではない場所でどんなことが起こるのか、現時点ではあまり想像がつきません……!
【ただ単にキャッツアイになりたい人も参加OK】
難しく考えなくても、「家の壁が寂しいから絵を飾りたい」「絵画泥棒をしてみたかった」といった理由での参加もウェルカム、とのこと。
絵画泥棒できる機会なんてそうそうないと思うので、キャッツアイになった気分で参加してみてはいかが?
参照元:same gallery、Instagram @same_gallery
執筆:田端あんじ (c)Pouch