子どもが臨時休校中の親のリモートワークには課題が盛りだくさん…その実態がうかがえるアンケート結果が公表されました
現在、新型コロナウイルスの感染防止策として全国の小・中・高校で臨時休校措置がとられています。また一方で、普段は出社しているけれど現在リモートワークに切り替えて仕事をしている人も多いかと思います。
先日、公表されたのは「新型コロナウイルス感染拡大防止や臨時休校に伴うリモートワークに関する調査」の結果。これによると、ほぼすべての人が「子どもが近くにいる環境でのリモートワークには課題感がある」と答えたのだとか……。
「親子リモートワーク」をうまく行かせるためには、どのような対策や工夫をするのがよいでしょうか? これまでも子どもが家にいながら在宅ワークすることも多かった私の体験談も含め、ご紹介したいと思います。
【子どもがいる中でリモートワークをするのは課題がいろいろ】
子どもが1人以上いるママ1777名を対象におこなわれた今回の調査。
リモートワークが可能な職場は全体の20%程度に留まったものの、リモートワークが可能だと答えた人に「子どもが近くにいる環境下でリモートワークをする際に感じる全ての課題を教えてください」(複数回答可)と質問したところ、半数以上の人が次の課題点を挙げました。
・子どもが一人で長時間遊び続けることができない(75.6%)
・子どもが気になり集中できない(73.7%)
・子どもへの罪悪感がある(長時間動画を見せるなど)(53.6%)
「子どもの様子を見ながら家で仕事をするのはたいへんである」と、リモートワークをする母親の多くが感じていることがわかります。
【子どもが家で過ごせるよう、皆さん工夫しています】
それでは自宅での「親子リモートワーク」を成功させるためには、どのような工夫をおこなえばよいでしょうか?
アンケートの結果を見ると、自宅での子どもの過ごし方について
・学習系のアプリを渡してやってもらう
・子どもも一緒にお仕事と称してドリルをさせる
・基本はDVDやAmazon prime videoなどで動画鑑賞
といった声があがっています。
また、「時間休や半休を組み合わせる」「お昼寝や夜など子どもが寝ている時間にフル稼働」など勤務時間に柔軟性を持たせたり、「夫もリモートワークにして連携しあう」「祖母に来てもらい午前中は外出してもらった」など周囲のサポートを頼ったりといった工夫をする人も。
皆さん、本当に苦心しながらなんとか乗り切っているようです。
【在宅仕事も多い私自身を振り返ってみると……】
当然のことですが、子どもは「場の空気を読む」なんてことはできません。私自身を振り返ってみても、子どもが小学校低学年ぐらいまでは、私が家で仕事をしていても何かにつけて話しかけられたり細々とした世話が発生したりで、そのたびに原稿を書く手を止められ、集中力を中断させられた思い出が……。
在宅での仕事は「子どもと一緒にいながら仕事ができるなんていいね」と言われることもありますが、実際は思い通りに仕事を進められないなど困難な部分もあるのが正直なところ。
現在、子どもがいる中でのリモートワークで同様に歯がゆい思いをしている方もいることと思います。さまざまな工夫を凝らしながら、お互いなんとか今の状況を乗り切りたいですね!
参照元:プレスリリース
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch
Photo:ぱくたそ