冬のぼっちお出かけに献血のススメ! お菓子を食べてジュースを飲みながら「誰かの役に立つ」こともできちゃいます
冬の休日は、約束がないと出かけるのも億劫になって、つい引きこもりがち。気づけば部屋着のまま部屋から1歩も出ず、いつの間にか夕方になり「あれ、私なんもしてない……」なんてことも。新年のやる気と、現実とのギャップで落ち込んでしまうのはきっと私だけではないはず……。
毎月1のつく日(1日、11日、21日だけ)は「ステキなぼっちの日」。編集部員が体を張って、いろんな場所に出かけ、ぼっちの可能性を探っています。
というわけで、ひきこもりがちな冬のぼっち休日にオススメしたいのが「献血」です……!
意外かもしれませんが、献血ルームって、暖かい場所で社会貢献しつつ、楽しい時間が過ごせるのですよ。お菓子や飲み物がもらえたり、占いなど無料のイベントをやっているところもあるのです。
【献血前にいろんな健康チェックを受けるよ】
献血に必要なものは、本人確認ができる身分証明証だけ。受付でスタッフからまずは献血の種類について説明を受け、健康状態などのチェック事項をざっくりと確認。
その後すぐに献血……とはなりません。まず健康状態や海外渡航歴に関する質問や、血圧測定、血管の確認、医師の面談など、さらに細かいチェックを受けます。初回だったのでトータルで40分くらいかかりました。
病院とはちょっと雰囲気が違うし、どの検査でも優しく接してもらえるので、孤独な私はなんとなくうれしい気持ちに……。
【献血ルームはおひとりさまだらけで孤独感なし】
その後、検査結果が出るまで待合室でしばし休憩。私が訪れたのは新宿駅前にある大きな献血ルームでしたが、インテリアもオシャレで、明るくて居心地がいい空間だったのでビックリ。
行ったのは平日午後でしたが、待合室はなかなかの賑わい。しかし、老若男女様々なおひとりさまだらけで孤独感はゼロ。献血前は水分摂取が推奨されていることもあり、ジュースが飲み放題です。置いてあるお菓子を食べたり、本を読んだりして待ち時間をのんびり過ごします。
【テレビを見つつ血を抜く不思議さ】
全部の検査が終わって、問題がなければようやく献血スタート。献血するときのイスはリクライニング式でなんとテレビつき。まわりを見ると、献血しながら寝ている人もいます。
針を腕に刺すときは痛かったけど「気分は大丈夫ですか」と看護婦さんがマメに声をかけてくれるので安心です。献血中は特に何事もなく、ワイドショーを見ているうちに15分ほどで採血終了。(※成分献血の場合は1時間以上かかるとのこと)
【イベントの参加にお菓子のプレゼントに…】
献血が終わると、お礼のお菓子の詰め合わせのほかに、好きな菓子パンのプレゼントがあり、待合室でジュースを飲んでしばらく休んでいくように勧められました。
そして、おまちかねの無料イベントに参加できますよ〜。タロット占いなどが人気のようですが、この日のイベントは「毛髪チェック」。私はめちゃくちゃ髪が傷んでいるのでドキドキ……。
小部屋に2人のマダムがいて、マイクロスコープのようなもので頭皮を撮影。頭頂部と側頭部は「キレイに洗えてる」とお墨付きをもらったものの、後頭部近くの頭皮をチェックすると毛穴に汚れが……!
その瞬間、マダムの目がキラリ。
「これはシャンプーの洗い流しに問題アリね! シャンプー流すときに髪かきあげてないでしょ、あなた髪が多くて洗い残しが出やすいから気をつけて!」
と指摘されてしまいました……。髪の悩みを相談したりして、トータル15分くらいと無料のわりにかなりしっかり。毛根に汚れがついた画像はかなり恥ずかしかったので、ひとりで行ってよかった……と思った瞬間でした。
【誰かの役に立てる喜びがある】
受付から献血、イベント参加までかかった時間は約2時間半ほど。献血を終えてから感じたのは「自分も少しは人の役に立てたな……」という充足感でした。
誰しも心のどこかに「人の役に立ちたい」という気持ちがあるように思います。血を抜いた以外は暖かい場所でお菓子を食べて、ジュースを飲んで、テレビを見てただけにもかかわらず「ちょっといいことした気持ち」になれるので「自分はダメだ……」と落ち込んだときにもいいかもしれません。
他の季節に比べて冬は献血に来る人が少ないので、沢山の人に来てほしいとのこと。献血ルームの場所や、イベント情報などは日本赤十字社のサイトからご確認を〜。
※献血後は立ちくらみなどの症状が出る場合があります。自身の体調やその後の予定を考慮して、無理せず参加しましょう
ぼっち度:★
のんびり度:★★★★★★★★★
いいことした度:★★★★★★★★★★★★★★★★
参考リンク:日本赤十字社 東京都赤十字血液センター
執筆=御花畑マリコ (c)Pouch