元日から1年かけて『ドグラ・マグラ』がメールで届く!? 小説を毎日小分けで送られてくる「ブンゴウメール」が面白そう
毎日忙しくてなかなか読書できないみなさんにおススメなのが「ブンゴウメール」。青空文庫が行っている無料のサービスで、文豪による名作小説を小分けにして、メールで配信してくれるんです。
2020年元旦からは、新企画 「ドグラ・マグラ365日配信チャレンジ」がスタート。
“日本三大奇書” のひとつ、夢野久作による『ドグラ・マグラ』を小分けにして、1月1日から12月30日まで毎日配信してくれるというんです。あの世界観に1年中浸り続けるって……かなり刺激的な毎日を送れそうですね!?
【どんなお話なの?】
「胎児よ 胎児よ 何故躍る 母親の心がわかって おそろしいのか」
という巻頭歌からはじまる『ドグラ・マグラ』は、記憶を失ったある青年が、自分の過去を探っていくうちに怖ろしい世界へと迷い込んでしまう物語。
出口が見えない感覚を覚えるほか、難解なうえ、上下巻と長いため読むのに根気がいる作品とも言われています。
【3分で読める文量だから続けられる!?】
「ドグラ・マグラ365日配信チャレンジ」で1回あたりに配信される文字数は約1000文字で、3分程度で読める文量になる見込み。
「ブンゴウメール」の配信時間は通常朝なのですが、物語の特性として朝向きではないため、毎日夜10時に配信予定だということです。
1日3分ほどなら投げ出してしまうことはない……ハズ!
【読むと気が狂うとも言われてるケド…】
『ドグラ・マグラ』は「最後まで読み切ると精神に異常をきたす」とも言われがちですが、読了した私の個人的な意見としては、問題ないかと思います。たぶん。
【ほかにもたくさんの名作を読めるよ~!】
ちなみに「ブンゴウメール」には、ほかにも名作小説が盛りだくさん。芥川龍之介、太宰治、森鴎外など、名だたる文豪による作品がずらりと並んでいます。
メールの送信者名がその作品の著者になっている点も、なんともユニーク。登録無料で気軽に名作に触れられるので、トライしてみてはいかが?
参照元:ブンゴウメール[1][2]
執筆:田端あんじ (c)Pouch