Netflix『マリッジ・ストーリー』の予告編が切ない…離婚する夫婦それぞれの視点から語られた「パートナーのいいところ」
スカーレット・ヨハンソンさんと、アダム・ドライバーさんが夫婦役で共演し、2019年秋から配信予定のNetflix オリジナル映画『マリッジ・ストーリー』の予告編が、YouTubeで公開されました。
作品で描かれるのは、離婚のプロセスに戸惑い、子どもの親としてのこれからに悩む夫婦の姿。予告編は2作品あって、男女それぞれの視点で語られているのが印象的です。
【妻の魅力を語る夫の声が暗い】
男性側の視点『ニコールのいいところ』で語られるのは、夫から見た妻の魅力。
ダンスが上手く、周囲を笑顔にし、子どもと本気で遊ぶ。贈り物のセンスがよく、負けず嫌いで、 “押し時と引き時” を心得ている……。
夫はそうやって、妻のいいところをいくつも挙げてゆくのですが、声色はどこかほの暗く、切なさを帯びています。
【夫の魅力を語る妻の声も、やっぱり暗い】
いっぽう、女性側の視点『チャーリーのいいところ』で語られるのは、妻から見た夫の魅力です。
イヤになるほど子どもに甘く、映画を観て4回も泣いてしまう心やさしい夫。言い合いになっても、妻を責めることなく怒りも受け止めるけれど“いつも自分を通す”頑なさもある……。
そんな夫について語る妻の声色も、やはり暗いトーン。予告編は、後半に行けば行くほど夫婦間の気まずいシーンが増えていくので、なんともいえない複雑な気持ちになるんです。
【いろんな感情が沸き上がるナ…】
お互いこんなにも相手のいいところを知っているのに、なぜ人はすれ違い、思いを通わせられなくなってしまうのでしょう。
夫や妻の魅力を語る言葉が離婚を決めたあとに発せられたものだと想像すると、余計に感慨深いものがあります。
夫婦が下した決断の先に待っているのは、どんな未来なのでしょうか。秋の配信が待ち遠しいですね。
参照元:Netflix、YouTube
執筆:田端あんじ (c)Pouch