「女子高生が振り返る平成」ランキングが面白い!「チョベリグ・チョベリバ」は知ってても「MK5」はあまり知られていない!?
平成という時代が、あともう少しで幕を閉じようとしています。
「チームシンデレラ総研」が全国の女子高生441人を対象に行ったのは、その名も「女子高生が振り返る平成」調査。
平成という約30年間を初期・中期・後期の3つに分けて、女子高生たちの認知が高かった平成の流行や出来事を、それぞれトップ15というかたちで公開しているのですが……。
これがなかなかどうして、興味深いっ。特に現役女子高生たちが体験していない初期についての調査は必読で、当時流行した言葉に対する独自解釈に至っては、抱腹絶倒のオモシロさなんです……!
【トップ5は流行したものから事件までさまざま】
とにもかくにも、まずは平成初期(平成1年~平成10年)のトップ5をご覧くださいませ。
1位「たまごっち」(93.9%)
2位「ポケットモンスター」(86.6%)
3位「地下鉄サリン事件」(85.9%)
4位「阪神・淡路大震災」(79.4%)
5位「バブル経済崩壊」(78.9%)
こうしてみると、流行したものだけでなく、事件や自然災害、経済なども含まれていて、広い分野に関心が寄せられていることがわかります。5位以下にも、「ベルリンの壁崩壊」や「消費税増税」など、当時ニュースを賑わせた出来事が数多くランクインしていました。
【「コギャルは個性的で素敵」】
そんな中注目したいのは、9位以下の回答。
「アムラー」「ルーズソックス」「チョベリグ / チョベリバ」「コギャルブーム」と当時の若者カルチャーが盛りだくさんで、コギャルファッションに至っては「個性的で素敵」など、約半数の女子高生が肯定的な意見を述べていたんです。
【「MK5」ってどんな意味かわかる?】
逆に、認知度が低かったものは以下の通り。
「MK5」(12.2%)
「野茂英雄のメジャー挑戦」(6.8%)
「Windows95(ウインドウズ95)」(5.0%)
「若貴ブーム」(2.3%)
この中で思わずププッと吹き出してしまったのが、平成初期の流行語「MK5」の独自解釈。正解は「マジで切れる5秒前」の略なのですが、現役女子高生たちが出した答えは
「まじで、金ない、50円!!」
「めっちゃ、かわいく、5分で!」
といったもので、どちらも使うシーンが限られすぎててジワるんですけども~! ってか50円て……そりゃ「MK5(マジで金ない50円)」だネ……。
【令和に願うことは「平和」】
そのほか中期と後期のランキングも見ごたえたっぷりですので、詳細については参照サイトをご覧になってみてください。
ちなみに今回調査に協力した女子高生たちは、「平成の次の時代、どのような世の中になってほしいですか?」という質問に対し、大多数が「平和であってほしい」と回答していたようなんです。
平和を願う言葉以外にも、
「他人の個性も受け入れられる世界になって欲しい」
「いじめや虐待が少なくなってほしい」
「もう少し穏やかで優しい人ばかりの世界になってほしい」
「男女差別が薄くなって欲しい」
といった具合に、深く考えさせられる意見がたくさん見られました。
終わらない戦争や、近年多発した自然災害などが、令和には起こらないでほしい。お互いが個性を認め合い仲良くできる、平和で穏やかな日常があればいい。そんなふうに訴える若者たちの言葉に、あなたは何を感じるでしょうか。
参照元:プレスリリース
執筆=田端あんじ (c)Pouch