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両国「江戸ねこ茶屋」は真の猫好きが感動する場所。 スタッフさんの徹底した「猫ファースト」も泣けます #里親募集

   



2018年6月、ちょっと変わった「ねこ施設」が登場しました。それは東京・両国にある「江戸ねこ茶屋」です。当初は2ヶ月の期間限定の予定だったものの、あっというまに人気が広がり、2019年1月27日まで延長が決定しました。

みんなを惹き付ける魅力とは何なのか? 猫だけじゃない気がしたので実際にお店に訪れてみることに。

もふもふ可愛い猫がいーーっぱいで癒されるのは間違いない! のですが、私が胸を打たれたのは猫を支えるスタッフさん。ここにいる猫はみんな、エサで釣らなくても甘えてくれて、健康的で、とってもまろやかな表情をしているのです。

その理由は、猫にとってストレスのない空間設計を追求しただけでなく、スタッフさんたちの徹底した「猫ファースト」でした。

【江戸ねこ茶屋は保護猫のための場所】

江戸ねこ茶屋の猫ちゃんは、みんな保護猫。生まれてすぐに捨てられた子猫、仕事の都合でやむなく手放された猫など、さまざまな理由で保護された猫が40匹以上生活しています。そんな保護猫たちが新しい飼い主に出会うために作られたのが「江戸ねこ茶屋」なのです。

【店内の工夫がすごい】

券売機でチケットを購入(大人は1枚1500円)すると、入場前にしっかりスタッフが注意事項をアナウンスしてくれます。手も靴も消毒して、二重扉の中へGO!!

すると、店内は「江戸」という名の通り、浮世絵風の江戸の町のような空間になっているではありませんか。遊郭があったり、お風呂屋さんがあったり、茶屋があったり、川に橋がかかっていたりと見ているだけでウキウキ♪

この空間の中で、猫たちは、屋根の上からお客さんを眺めていたり、座布団で寝ていたり、畳の上で追いかけっこしたりと自由きままに過ごしていました。

猫の形をした神棚で寝ている猫をみたときは、可愛すぎて鼻血が出そうになりました。お猫さま〜〜〜〜〜〜!!

【オヤツをあげなくても人に甘える猫多し! その理由とは?】

普通の猫カフェだと、オモチャで遊んだり、オヤツで気を引いたりしなければ、猫が近くに来てくれないこともあります。

んが、江戸ねこ茶屋の猫たちはオモチャやオヤツがなくても、お客さんに甘えてくる!  近づいてくれる!  私たち、初対面だよね(鼻血)?

みんな健康的で毛並みもよく、リラックスして過ごしているのが伝わってきます。なんだか猫のお店に来たというより、おばあちゃん家の猫を触りにきたような心地よさ。普通の猫カフェよりもゆったりとした雰囲気で、たくさん猫とふれ合える気がしました。

どの猫もみーんな人懐っこいので「人に慣れている穏やかな性格の猫だけ集めたのかな?」と思い、スタッフさんに聞いてみたところ……。

全く違いました。むしろ保護猫たちの難しい事情スタッフさんのまっすぐな努力を知ることになったのです。

【人間への警戒心を克服した猫たちとスタッフさんの努力が凄い】

保護猫たちは一度人間に裏切られトラウマを抱えた猫ちゃんも多いそう。人間を警戒する猫達に、スタッフさんたちはひたすら愛情を注ぎ続けたとのこと。

まずはスタッフになれてもらい、お客さん慣れてもらうべく店内を窓から様子見し、そして誰もいない夜に店内で遊んでもらい、人と環境が大丈夫になったら店内デビュー。

デビュー後も、スタッフは常に3人以上で猫達の様子を見て、無理はしていないか、猫に嫌がることをするお客さんはいないかをチェックしてます。

そんな徹底した「猫ファースト」を貫くことで、警戒心の強い子も徐々に元の穏やかな性格に戻っていくとのこと。

「人間をもう一度信じるために、猫たちもすごく努力してくれたんです。猫は凄いんですよ。」というスタッフさんの目が少し赤くなっているのに気がつき、もらい泣きしそうになりました。本当に大変な努力をされたのだろうなぁ。

【まとめ:世界観はフォトジェニック、でも中身は超真面目だった】

どこを切り取ってもフォトジェニックで凝った空間なうえに、保護猫への愛情と努力もすごいお店でした。

店内をあえてフォトジェニックにしたのは「江戸ねこ茶屋」を楽しんでもらいながら、「保護猫を知ってほしい」という思いからだそう。

そんな猫へのまっすぐな愛情にあふれた江戸ねこ茶屋は、現在も飼い主募集中。猫とふれ合いたいひとも、家族として迎えたいなと考えている人も、ぜひ訪れてみてください。猫好きなら、きっと猫たちへの愛情と真摯な姿に驚くはずです。

取材協力:江戸ねこ茶屋
場所:JR両国駅前 両国駅広小路(東京都墨田区横網1-3)
開催期間: 開催中〜2019年1月27日まで(12月31日〜1月2日は休業日)
営業時間:11:00〜20:00(最終入場19:00)
入場料:一般1500円、中・高校生/1200円(※小学生以下入場不可、時間制60分)

撮影・執筆=百村モモ (c)Pouch

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