台湾の食べ物でよく見かける謎の言葉「軟Q」「QQ」って何? 日本人も大好きな食べ物にも「Q」は存在するらしい!
安くておいしいものが盛りだくさんの台湾! 観光やショッピングはもちろんのこと、夜市やB級グルメをお目当てに台湾へ出かける人も多いと思います。
B級グルメを求めて台湾の街中を歩くと、不思議な日本語に出くわすこともしばしば。以前、ポーチでお伝えした「果肉が餅から吹き出します!」や「カレーたつまき」など、思わずぷっと吹き出してしまうキャッチコピーも少なくありません。
そんな台湾のお店でよく見かける、摩訶不思議な言葉のひとつに「Q」そして「軟Q」というものがあります。
私はてっきり、小学生の頃に観ていたアニメ「オバケのQ太郎」をもじったものかと。またしても日本語のパクリかよッ! と思ったのだけれど……どうやら違うみたいなんです。
【Qの正体や、いかに?】
現地の夜市やベーカリー、はたまたスーパーやコンビニのお菓子コーナーなんかでも目立つ「Q」の文字。
ベーカリーで見つけた月餅風のスイーツは「金Q餅」という名前だし、台北の温泉街で出会ったお菓子店の店先にも「温泉Q蛋和菓子舗」と書かれたのれんがかかっています。
コンビニの商品にも「QQ」あるいは「軟Q食感」とパッケージに書かれているし……。いったい何なの、このQって!?
【Qとはアジアのアルデンテ】
台湾の友人に聞いてみたところ、「Q」とは「弾力のある食感」という意味だそうで、QもQQも同じ意味。ちなみにオバQとは一切関係ないみたい。
Q、あるいはQQというのは台湾独自の表現だそうですが、中華系の人なら誰でも知っているとのこと。
そこで、中華系マレーシアの友人に尋ねてみたところ、「弾力のある食感だよね。ちょっとカッコよく言えば、アルデンテだよね」との回答が。マレーシアにもアルデンテがあるんだ! とツッコミたくなりましたが、本題から逸れるので今はやめておきます。
【台湾人はQの食感が好きです】
先の台湾人の友人によると、QおよびQQの食感を和菓子に例えるなら「わらび餅や大福」だそうです。確かに台湾は、マンゴーやピーナッツなど日本では見かけない大福のフレーバーも存在するぐらい、大福の人気が高いんですよね!
百聞は一見に如かず。いや、百聞はひとくちに如かず? 台湾に行く機会があれば、みなさんもQの食感を試してみてくださいね。
取材・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch