泥棒もすぐに諦めるテーブルがあった!? 秘密の隠し引き出しだらけの「オートマチック・テーブル」が不思議すぎる
推理小説やスパイ映画などによく出てくる、隠し扉。ただの壁だと思っていたところをポンと押した瞬間、あるいは本棚に並べられた本をグッと押し込んだ瞬間に、秘密の入り口が現れる……。あなたもきっと、目にしたことがあるのではないでしょうか?
本日紹介するのは、一見すると、インテリア要素の強い上質な家具。しかしその実態は、 “隠し引き出し” がいたるところに施された秘密のテーブル!
アメリカ・サンディエゴで工房を営むクレイグさんが手がけた「オートメーション・テーブル」は、デザインコンペティション「Veneer Tech Craftsman ‘s Challenge 2016」で賞も獲得している、世界に認められた逸品なんです。
【テーブルが動いたーっ!】
画像だけ見ると、ただのテーブル。ところが、YouTubeとinstagramに公開された動画を見ると、テーブルの特長がよーくわかります。
長方形型のテーブルの上にグッと体重をかけると、なんと上部がぐいーんとせり上がってきて、各所に隠れていた引き出しが次々に開きます。
【引き出しがいーっぱい出てきたーっ!】
驚くのは、ここから。テーブルのかどにはまだ隠れたままの引き出しを開くためのキーのようなものが入っており、これを引き出しの場所に当てていくと……あら不思議! 平面だと思い込んでいた部分がオープンしちゃった! ひょっとするとキーと引き出しには、磁石が内蔵されているのかも?
【へそくりの隠し場所としても◎】
テーブルの中には、引き出しのみならず鏡やパズルも隠されていて、遊び心満載。日本の寄せ木細工を連想させるこのテーブルならば、へそくりを隠しておいてもバレる心配がなさそうです。
18世紀に活躍したドイツのキャビネット職人、デイビット・ロエンゲンの作品からインスピレーションを得ているというだけあって、そのビジュアルはクラシックで優美。機能性と美しさを兼ね備えた「オートメーション・テーブル」が家に1つあったら、泥棒が入っても、大事な物を盗られないで済むかもしれませんね!?
参照元:Craig Thibodeau、YouTube、Instagram
執筆=田端あんじ(c)Pouch