内閣官房サイトが公開した「感染リスクが高まる5つの場面」とは? 注意したいのは「休憩時間の居場所の切り替わり」
緊急事態宣言が解除されてから、約半年が経過しました。感染対策をしながら冬を乗り越えるためには、クラスター連鎖をしっかり抑えることが大切です。
そうした中で、内閣官房の新型コロナウイルス感染症対策分科会が「感染リスクが高まる5つの場面」を公開。
クラスター対策を分析した結果導き出されたもので、「感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫」も同時に公開されています。
中には意外な情報もあるので、人が集まるところへ行く予定がある人は必見です。
【気が緩みやすい意外な「盲点」】
今回注目したいのは「感染リスクが高まる5つの場面」。挙げられているのは
1. 飲酒を伴う懇親会など
2. 大人数や長時間におよぶ飲食
3. マスクなしでの会話
4. 狭い空間での共同生活
5. 居場所の切り替わり
といったシーンです。
これまでの報道を見るかぎり、1~4は「納得」という印象ですが、意外だったのは5の「居場所の切り替わり」。
たとえばオフィスから休憩室に入ったときなど、居場所が切り替わると、気の緩みや環境の変化によって感染リスクが高まることがあるらしく、目からウロコが落ちそうになりました。
おもな感染疑いの事例として挙げられているのは、休憩室・喫煙所・更衣室。
オフィスでは気を張ってマスクを着用していても、ホッとひと息つく場面では、つい気がゆるんで注意力が落ちてしまうのは「あるある」と言えそう……!
実際に事例が確認されている以上、よりいっそう気をつけて生活したいものです。
【会食での「感染リスクを下げる工夫」も知っておこう】
これからの季節は、外で飲食する機会が増える人もいることでしょう。
そんなときに参考にしたいのが、同時公開された「感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫」です。
こちらによると、飲酒をするなら「少人数・短時間」「なるべく普段一緒にいる人と」「深酒・はしご酒はせず適度な酒量」の3点を心がけると良いそう。
そのほか気をつけるべき点は、
・席は斜め向かい
・会話をするときはマスクを着用
・箸やコップを使いまわさない
・「ガイドライン」を遵守したお店を利用
・体調が悪い人は参加しない
の5つです。しっかり安全対策を行ったうえで、会食を楽しみましょう~!
参照元:内閣官房ホームぺージ
執筆:田端あんじ (c)Pouch