社内の「働かない人たち」を描くドラマ『働かざる者たち』が刺さる / 第1話「合コン三昧おじさん」が抱えていた秘密に胸が締め付けられる…
2020年8月26日深夜0時58分にスタートしたテレビ東京系新ドラマ『働かざる者たち』。
サレンダー橋本さんによる同名漫画が原作で、社内にひとりはいるであろう「働かない人」たちに焦点を当てたヒューマンコメディです。
お荷物扱いで軽蔑されることもある「働かない人たち」。しかし彼らは、最初から「働かない人」ではなかったのです……!
【第1話のあらすじ】
◆主人公がビビるほど「働かない人たち」
ドラマ『働かざる者たち』の主役・橋田を演じるのは濱田岳さん。
老舗新聞社「毎産新聞社」入社7年目のシステム部社員で、仕事を上手くサボりながら、漫画の執筆に精を出しています。
そんな橋田の周囲には、橋田があきれてしまうほど「働かない人たち」がいます。それどころか周囲のやる気を削ぐようなことばかり言うんです。
◆働かない人「八木沼さん」が抱える秘密
その中のひとりが、技術局工程部の社員・八木沼(津田寛治さん)。なにかと橋田にちょっかいをかけては、合コンに精を出す毎日を送っています。
ある日のこと、合コン帰りの八木沼に出くわした橋田。転んだ八木沼を助けようと駆け寄ると、悲しそうな顔で笑みを浮かべたのです。
その顔を見た瞬間、橋田は気づきました。八木沼は「働かない&合コン三昧」な毎日を楽しんでいたわけではなく、「楽しんでいる自分」を過剰に演出していたのだと……!
八木沼の同期は “伝説の94年組” と呼ばれるほど 皆華々しく出世しており、八木沼だけが全く出世せず、いろんな部署をたらいまわしにされていました。
だからこそ、同期を意識しないわけがなく、なんとか自分を保つために「テキトーに仕事して、遊んで、人生を謳歌している自分」を演じていたのです。
そんな八木沼を見た橋田は「自分はこのままでいいのだろうか」と自問自答を始めるのですが……。
【「何とか頑張っている」すべての人たちへ】
「働かない人たち」にも、働かないという選択に至った “物語” がある。
そう思うと、ちょっぴり切ない気持ちになるし、挫折する姿を自分に重ねてしまいますよね……。
漫画の著者であるサレンダー橋本さんは、今回のドラマ化に際し、
「『出来れば働きたくないけど、何とか頑張って働いている』そんな人達の背中を押すようなドラマになると思っています」
とコメント。第1話はまさに、この言葉どおりのお話でした。
同作にはそのほかにも、働かないサブカル女子・川江(池田エライザさん)など、曲者たちが続々登場。第2話には、さらなる強烈キャラが出てくるようで、期待度大です。
見逃した!というみなさんは、「ネットもテレ東」や「Tver」で無料配信されているので、ぜひご覧になってみてくださいっ。
参照元:テレビ東京、Twitter @Hatarakazaru_tx、ネットもテレ東、Tver
執筆:田端あんじ (c)Pouch