この症状はもしかして熱中症? 環境省が応急処置のフローチャートと予防方法を公開しています
今年2020年の夏は、記録的な猛暑。マスクの着用もあって、熱中症のリスクが増すばかりです。
そこで今回は、改めて熱中症についてチェック!
熱中症はどんな状況下で起きるのか。予防するにはどうすればいいのか。また実際に起きてしまった場合、どのように対応すればいいのか……。
環境省が公開している「熱中症予防情報サイト」を参考に、確認していきましょう。
【熱中症の要因ってなあに?】
熱中症を引き起こす要因は、「環境」「からだ」「行動」の3つ。
・気温や湿度が高い
・風が弱い
・急に暑くなった
・乳幼児や高齢者、肥満の人
・下痢などで起こる脱水症状
・二日酔いや寝不足による体調不良
・激しい筋肉運動
・長時間の屋外作業
・水分補給できない状況
といったことが、要因として考えられるそう。体温をうまく調整できずに上昇、バランスが破綻して、熱中症になってしまう可能性があるということです。
【熱中症になってしまったときの対応】
予防対策として有効なのは、「涼しい服装」「日陰の利用」「日傘・帽子の着用」「水分・塩分補給」。
それでも熱中症になってしまったら、応急処置をとる必要があります。
【応急処置のフローチャートを参考に】
熱中症が疑われる症状は、めまい・失神・筋肉痛・吐き気・頭痛・倦怠感・意識障害など。
環境省は、熱中症の応急処置について、フローチャートをわかりやすくまとめています。
◆呼びかけに応じられない
症状が起こり、呼びかけにも答えられない場合は、救急車を呼びましょう。
到着するまでのあいだは、涼しい場所へ避難。服を緩めて、首・わきの下・太ももの付け根を、氷のうなどで集中的に冷やしてください。
◆呼びかけに応じられる
呼びかけに応えられるのであれば、涼しい所へ移動して、服を緩め、体を冷やします。
自力で水分を摂取できるなら、水分と塩分を補給。症状が良くなってきたら、そのまま安静にして、十分に休息を取りましょう。
熱中症は、最初の措置が肝心。自分がなってしまったときはもちろん、周囲で起こった場合にも対応できるよう、頭に入れておくといいかもしれません。
「環境省熱中症予防情報サイト」では、熱中症や熱中症対策について学べる動画を公開中。より詳しく知りたい!というみなさんは、あわせてチェックしてみてくださいね。
参照元:環境省熱中症予防情報サイト
執筆:田端あんじ (c)Pouch