【実体験】友達の結婚式にひとりで参加したときの話…孤独と遠慮と戦うけど意外な楽しさも
大好きな友人から「結婚する!」と電話が!!
興奮しながら結婚式するならぜひ呼んでねと伝えた私。すると、彼女は歯切れ悪く、申し訳無さそうにこう言ってきたのです。
「あのね…それでね……ひとりで参加でもいい?」
毎月1のつく日(1日、11日、21日だけ)は「ステキなぼっちの日」です。
春は結婚式シーズン。ひとりで結婚式に招待される人も多いと思います。今回は、友達の結婚式でひとりで参加した体験を本音でご紹介したいと思います。
【ぼっちの理由は、共通の友達がいないから】
私はすぐに「大丈夫だよ!ひとりで飲みに行けるし、平気だよ!」と特別な配慮もしなくていいと伝えて電話を切りました。
……が、しかし!
ひとりで参加するのは初めて。結婚式の日が近づくにつれて、ひとりで大丈夫かなぁ?と不安に。
ドキドキしながら当日をむかえ、結婚式会場へ。
先に結論を言うと、今までの結婚式とはちがった体験ができました。今回は率直にお伝えします。
【グループゲストに遠慮してしまう!】
受付前や新郎新婦の入場前は、常に孤独。周りは「久しぶりだね」「今日楽しみー!」という声で盛り上がっています。そんな思い出話に花が咲いている場所で、私は誰とも話せません。
チャペルのときは「ベスポジで撮影しよー!」というグループに圧倒され、バージンロードからいちばん離れた場所に。円卓では、私以外は知り合い。話に入りたいと少し思ったものの、邪魔するのも悪いし、スマホを見るのも良くないと思ったので、お酒が来るまでの間は、パンフレットを見て過ごしました。
【新郎新婦の登場は孤独とサラバできる瞬間】
寂しいよーと思っていた瞬間もありましたが、新郎新婦が登場すると、一気に孤独感が吹き飛びます。
わぁ、綺麗だぁ……とうっとり。
いつもの結婚式なら、スマホでたくさん撮影して、友達と「綺麗だね〜」と会話しますが、今回はひとりなので、じっくりと新郎新婦の晴れ姿に集中。こんな表情するんだ……なんて一面も知ることができました。
そして酒好きな私は、お酒がくればこっちのもの。綺麗な花嫁姿の友達を眺めつつ、小さい頃や学生時代のエピソードを聞きつつ、美味しい料理とお酒を飲む時間に。ふふふ〜いいね〜とハッピーになっていきます。
【新郎新婦との写真撮影で意外な助っ人】
しかし、お酒の力を借りても、なかなかできなかったのは新郎新婦の撮影。新郎新婦の席に代わる代わるやってくるゲストを前に、ひとりで新郎新婦のテーブルに行く勇気が出ません……。
ところが最後のデザートも届き、結婚式が終わりを迎えるころ……“意外な助っ人”が登場したのです。
後ろから「百村ちゃんだね!いっしょに撮影しましょう」と声をかけられたではありませんか。
それは、新婦の姉弟。初対面だけど、気さくに声をかけられ、手を繋がれてあれよあれよと新郎新婦のもとに。新婦に「さっきから何度も合図しているのに全然気がつかないんだから」と言われて笑いながら会話をしつつ、無事に記念撮影もできました。
【総括:誰とも話さないから結婚式を存分に堪能できる】
正直にいうと、ところどころ寂しさを感じる場面はあったものの、緊張がほぐれていくうちに楽しく過ごすことができました。もちろん新婦が配慮してくれたことも大きかったです。
また、意外な発見でしたが、誰とも話さない分、じっくり結婚式と料理とお酒を堪能できるのも意外といいなぁ〜と思えました。
ひとり結婚式も悪くない。むしろまた参加したいと思えたのでした。
ぼっち度:★★★★★
オススメ度:★★★★★(お酒が好きならさらに★★)
意外な発見度:★★★
執筆:百村モモ
Photo:(c)Pouch