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JR東日本が「痴漢対策アプリ」テストを開始中 / アプリで痴漢を通報すると注意喚起の車内放送が流れます

   


なかなか減ることのない、電車内の痴漢問題。そんな中、JR東日本が痴漢防止対策の実証実験をすると発表。

痴漢行為を受けた人がアプリを通じて車掌へ通報できる」といった対策で、2020年2月下旬~3月中旬までの期間、大宮~新宿間の埼京線車内で行われるそうです。

【ボタンを押すだけで通報可能】

通報する場合は、専用アプリをスマートフォンにインストールしておくことが必要。アプリのボタンを押すだけで通報できるので、動揺していても、比較的スムーズに行えそうです。

【車内放送が抑止力に】

通報を受けた車掌は車内放送で注意喚起を行います。放送内容として挙げられているのは

・一般的なマナー放送「痴漢を見かけた方はお知らせください」
・迷惑行為があったことを伝える放送「車内のお客さまより迷惑行為の連絡がありました」
・〇号車から痴漢通報があったことを伝える放送「〇号車のお客さまより、痴漢の通報がありました」

といった3つの例。特に3番目の放送は、車両番号を具体的に言うことで乗客全員が周囲を注視し、もっとも抑止効果が高いように感じられます。

【まずは社員・モニターによる実証実験からスタート】

2月下旬~3月中旬までに実施される実証実験は「ステップ1」。土休日を除いた朝7時~10時頃まで行われます。その内容は

・社員およびモニターが、あらかじめ決められたタイミングで専用アプリのボタンを押す
・通報を受けた車掌が車内放送で注意喚起(試験放送である旨を伝えたうえで)
・お客さまアンケートで調査を行う

といったもの。6月以降には、同じく埼京線車内で「ステップ1」の結果を踏まえて、2020年6月以降にモニターによる実証実験「ステップ2」が実施されるということです。

この実証実験が成功して実用化すれば、きっと痴漢行為も減少するはず。JR全線ではもちろん、私鉄・地下鉄などでも取り入れてほしいものですね。

参照元:プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:ぱくたそ

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