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【体験レポ】北海道の凍った川の水風呂でエクストリームなプライベートサウナを! 『十勝 サウナ&アヴァント』

   



エクストリームなプライベートサウナ体験がしたいなら、今、北海道の帯広が熱いです! 

今回紹介するのは「凍った川を水風呂に。」をテーマにMoving innが運営する『Tokachi Sauna&Avanto』。

厳冬期にはマイナス20度に達する北海道十勝地方の気候を活かし、凍った湖に穴を開けて水風呂代わりにするフィンランドの文化『Avanto(アヴァント)』が体験できる貴重な施設なのです。今回は実際に体験してきました!

【いざ! 十勝川河口へ】

羽田空港から約1時間半のフライトで北海道・十勝帯広空港へ。あっという間の到着に驚きです。さっそくスタッフの方が空港でお出迎え。40分ほどで今回のサウナを体験する十勝川河口まで向かいます。

周りには何もなく、ひたすら森と田んぼと雪景色。地平線の向こうには何もなく「さすが北海道……!」と、異世界感にテンションが上ります。

ロシアでマイナス18℃の外気浴や流氷に登ったり、旭川でふかふかのパウダースノーに飛び込んだり、フィンランドで海に飛び込んだりを体験したことはありましたが、さすがに凍った川に飛び込んだことはないので若干恐怖とワクワクを感じつつ、異常なハイテンションに!

スタッフの方も大のサウナ好きとのことで、サウナトークを繰り広げている間に、車はいつのまにか凍った川の上に! 「だ、大丈夫なの?」と不安になりましたが、氷の厚さは30cm以上あれば問題ないのだとか。なるほど……。

【凍った川に、手作りの水風呂を】

現地に到着した第一印象は「とんでもないところにきてしまった…」のひとこと。見渡す限り何もなく、雪と海、視界を遮るものはなにもない。ぽつんとテントと牽引式サウナだけが建っています。

天然の水風呂は、チェーンソーで切込みを入れて氷を持ち上げアイスホール(水風呂)を作るそうです。深さは1mないくらいでちゃんと足がつき、流れもあまり早くないとのこと。

さっそくテントで着替えて、サウナに入ることに。バスローブやサンダル、水着もS・M・Lサイズがレンタルで用意されています。嬉しい体型カバータイプ!笑

【いざサウナへ!】

外気温はマイナス3〜4℃。だけどなにせ遮るものはなにもないので、強風でもっと寒く感じます。

さっそく、着替えて牽引可能なサウナの中へ入ってみました。


中には薪ストーブとロウリュセット。最大座りで4人、立てば5人くらいはいれるでしょうか。窓がついており、外の雪原を見ながら熱いサウナに入れる、何という贅沢……。

と、「もしこのまま薪がなくなって放置されたら死ぬな……」という謎の恐怖が脳裏をよぎります。


最初、温度計は80℃を指していましたが、雪をストーブにかけて “スノーロウリュ” すると蒸気がじゅわーっと発生し、狭さも相まって体感は100℃を超えてきました。あっつ!激アッツ!

「今すぐ水着を脱いで全裸で熱さを感じたい!!!」と思いましたが、流石に自重。置いてあった北海道原産のハッカオイルがサウナ内で香り、さっぱりとした気持ちに。

凍った川の冷たさが流石に怖すぎて、いつもより長くサウナに入りました。そして「熱い!もう無理!我慢できないいいいい」となってから更に30秒数えて、走って水風呂へ。

サウナからは結構離れているので、バスローブを羽織りサンダルで雪原をひた走る。異様な光景!

表面が氷の張っている水風呂に……飛び込む!!!!!!

ぎゃー!!! つめった〜〜〜〜い!!!!!!

足は下にちゃんとつき、目線は雪原と空しか見えず地面に埋まるような感覚。まさに地球と一体化です。

最初は流石に冷たさというか、もはや水風呂の浴槽が氷でできているようなものなのでびっくりしましたが、はいってみると案外冷たさは問題なく、氷をすくって遊ぶ余裕も!

出た後はむしろ体が熱く感じられ、冷たさは襲ってきません。むしろさっきまでのサウナの熱が表面だけ瞬間冷凍されたような、じんじんする感覚です。


うわあやばい〜〜〜と叫びながらふらふらと焚き火の前のととのいチェアーへ。


座って空を見上げると、空と雲がぐるぐるして地球の自転を感じられるような感覚になります。自分がぐにゃぐにゃしているのか、大地がぐにゃぐにゃしているのかわからなくなる感覚。雪原と自分の体とがひとつに溶けていきます。

スゴイところでスゴイ感覚をゲットしてしまった……尊い……。

強烈に自然を感じた結果、「ああ〜人類は自然とともにずっとあって、こんな寒くてなにもないところからも文明やテクノロジーが発達して我々の普段の生活があるんだな……」と、もはやいろんな連想と感謝で脳内もぐにゃぐにゃです。

【コテージで宿泊】

宿泊はコテージです。トレーラーハウスでもあるコテージの室内は超絶オシャレ。シャワーやミニキッチンなどの設備やアメニティも揃っています。バルミューダで揃えられた調理家電、スノーピークのロングダウン、ワインセラーなど、最高のロケーションとプライベートな時間を味わい尽くしてほしいという思いが垣間見えます。

コテージの目の前にはウッドデッキがあり、海と地平線、そしてベットでも寝ながら朝日が登るのが見られるという贅沢な空間。冬でなく夏に来てもとても良さそう!

このコテージの横でサウナもでき、雪原と海を前に焚き火を見ながらウッドデッキで外気浴をし、夕焼けを見ながらダッチタブ(洋式露天風呂)でゆったりとととのうことも。。。

夕食は元シェフの方が地元の旬の食材を香ばしくグリルで調理してくれます。

野菜中心でヘルシーな料理は地元の十勝ワインと合わせるのがおすすめ。今回は地産地消の野菜たっぷりミネストローネ、バーニャカウダ、グリルステーキでした。デザートには地元の老舗スウィーツ店の人気スイートポテトも!

【近くの晩成温泉に入浴も可能】

また、すぐそばにある晩成温泉に無料で入浴することも可能。夜、温泉へ向かう道の海辺では、冷えて澄んだ空気のおかげで星空が広がっていました。世界を旅しても、なかなかここまでの星空は出会えませんでした。

晩成温泉は日本でも珍しいヨード泉で、イソジンのような香りと少しの塩辛さ。サウナもあり、95℃近くのカラカラ系で、水風呂もシャッキリ冷たい!

エクストリームなサウナを体験した後って、普通のサウナも恋しくなるもの……。そういった意味でも最高のサウナ体験ができる旅となりました。

サウナの本場であるフィンランドやロシアは遠いですが、意外と東京からサクッと行ける北海道・十勝川河口の『Tokachi Sauna&Avanto』。料金は平日6万8000円 / 組、土・日曜 9万8000円 / 組(価格はいずれも税別)。定員は1〜5名です。

1日1組限定で、川が凍っている3月まで営業しているので、体験したい方はぜひお早めに!

取材協力:株式会社Moving Innプレスリリース
執筆:サウナ女子

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