きっかけは「世のお父さん」のため! たった1日で完成する「バーカウンター」キット誕生秘話を聞いてみた
住んでいる家をリフォームやリノベーションするのは簡単じゃない。
と分かっているからこそ、みんなが感動したアイテムがありました。それは、置くだけでバーカウンターが作れる箱型のキット。
なんとたった1日で組み立てられて購入可能なのだとか! しかもこのバーカウンター、見れば見るほどワクワクするようなこだわりが隠されているのです!
【オシャレなバーにうっとりする】
このバーカウンターキットは、画家として活躍する亀山裕昭(かめやま ひろあき)さんが手がけたもの。木のぬくもりが伝わってくるような味のあるデザインが特徴です。
新品でありながらも年季の入った印象で、海外の街角で見かける “地元で愛されるバー” という感じがします。
【これぞ「大人の秘密基地」】
バーカウンターキットは “ひとつの部屋” になるよう四方に壁が設置されていて、内部に畳付きのロフトがあるなど、まるで秘密基地のよう!
細部まで目を向けると、アンティークな雰囲気を漂わせるトグルスイッチ(※レバーを左右上下に倒すタイプのスイッチ)があったり、サーフボード風の扉が施されていたりと、こだわりが満載なんです。
【制作者に「作るきっかけ」を聞いてみた】
亀山さんご本人にお話を伺ってみたところ、バーカウンターキットが誕生するきっかけとなったのは
「自分の部屋がない世のお父さんたちのために、秘密基地のようなスペースを作れないかなぁ」
という発想とのこと。また、亀山さんは画家を本業にしながら、テレビの舞台美術の会社で勤めているそう。
「自分たちの技術経験を他のジャンルに活かせないかと考え、そこで生まれたのが、 “舞台美術セットを利用した “置くだけのリノベーション” でした」
とも語ってくれました。なるほど、舞台美術の経験があるからこんなに精巧なカウンターが作れるんですね。
【お値段はどれくらいなの?】
その後、大手企業にはできないような細かいこだわりや低コストを念頭に置いてビジネスをスタートした亀山さん。
今回ツイッターで話題になったバーカウンターキットは、3年前のガレージングEXPOというイベントで見た人から3年越しで「やっぱりほしい!」と注文がきた品らしく、気になるお値段は150万円(参考価格)。オーダーメイドなのでお部屋のサイズに合わせての対応などもできるそうです。
【男女問わず注目を集めています】
“お父さんの秘密基地” がスタート地点だったにもかかわらず、女性からの反響も大きいという、亀山さんによるバーカウンターキット。
家に置くだけで、ありふれた日常がスペシャルなものに変化するかもしれませんね♪
取材協力・画像提供:亀山裕昭 used with permission
参照元:Twitter @latex_cult
執筆:田端あんじ (c)Pouch