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育児に非協力的な夫が会社の “動物” から「育児」を学ぶ!? 超話題作『こちらアニマル社商品企画部育児課』を読んでほしい理由

   


2018年8月にツイッターで話題になった、内野こめこさんの「皇帝ペンギンさん育休を取る」の2ページ漫画。これがストーリー漫画化され『こちらアニマル社商品企画部育児課』となって待望の単行本化。2019年10月17日より販売されています。

販売元のイースト・プレス社から送られてきたのでさっそく読んでみたところ……。

こ、こ、これは、一家に一冊置くべき本っ! 妊娠・育児についてのアレコレがわかるのはもちろん、夫婦で話し合うことの大切さが描かれているので、今後、結婚や出産を考えているなら読んでおいて損はないハズ~っ!

【舞台は動物たちが働くアニマル社】

主人公は育児に非協力的な夫・田中タカナリ。のんきで楽天的、なおかつ物事を深く考えない性格なので、第1子を妊娠中の妻・カナの地雷を踏みまくる毎日です。

そんな田中の上司は、ペンギンの皇帝さん(オス)。皇帝さんは人間と同等の知性を持った「知的動物」で、彼らが働くアニマル社は、動物たちをサポートする商品を企画・開発し販売しているのです。

【妊娠や出産に理解がなかった主人公】

田中と皇帝さんが所属するのは「育児課」。様々な種類の知的動物と接しながら、田中は妊娠や育児に対する考え方を改めていくのですが……。

毎度毎度、うかつな発言の多いこと!

「妊娠中の眠気、つわりでの気持ち悪さは “気の持ちよう”」
「(妊婦体験ジャケットを着て)お腹全然重くない、話盛りすぎ」
「母乳が出ないことなんてあるの?」
「帝王切開は普通に生むより楽」

などなど、「こんなん妊娠経験のある女性なら誰でも怒るわ!(というか、絶望するわ)」なセリフのオンパレードで、妻のカナさんに同情せずにはいられません。

【知的動物との出会いで心に変化が】

そんな田中に “気づき” を与えるのが知的動物たち。動物たちとのやりとりによって様々な生殖や出産のあり方を知ります。

たとえばタツノオトシゴは、オスがお腹の中で1カ月ほど卵をふ化させて、稚魚にしてから “出産” します。

タツノオトシゴのオス本人(名前は竜野さん)や皇帝さんから、お腹にいるあいだは体がしんどく、出産するときも苦しくて親子ともども亡くなる場合もあると聞いた田中は、改めて妊娠・出産の大変さを実感するのです。

【反省し、父としての自覚が生まれていきます】

田中の長所は、素直に反省して、今後に生かせるところ。皇帝さんをはじめとする知的動物たちに接し、話を聞いたことで、

・つわりでご飯が作れない妻のためお弁当を買って帰るようになる
「妻の不安が少しでも軽減するように」と立ち合い出産を決意
・育休を2か月とって家事育児のほとんどを担う

と、変化を遂げていくのです。

私がもっとも胸を打たれたのは、

「 “夫婦” 的なもんをやってりゃいいと思ってたけど、俺はカナ自身を見るべきだった。そうしたら知識はなくても、本当にどうすればいいかわかったはず」

という田中の発言。

たくさん話して、他の誰かじゃなく夫婦2人にとっての “生きやすい形” を見つけていこうと提案する姿を見て、胸を打たれましたヨ……(涙)。

【動物たちの生態もお勉強できるよ】

『こちらアニマル社商品企画部育児課』を読んで改めて感じたのは「育児も夫婦の形にも正解なんかなくて、それぞれに “合って” いればいい」ということ。

また、動物たちの生態についても詳しく書かれているので、勉強にもなりました。

得られるものがたくさんある漫画なので、妊娠・育児についてあまり知らないという人こそ読んでみてくださいっ♪

参照元:Amazon.co.jp
執筆:田端あんじ (c)Pouch
画像提供:イースト・プレス

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