女性おひとりさま限定ツアーで伊豆大島に行ってみた! 大人ならではの程よい距離感が心地よかった…
秋といえば行楽シーズン。旅行に行く方も多いのではないでしょうか。一人旅なんて今や珍しくありませんが、ツアー旅行となると話は別。まわりがグループで来ていて、なんだか疎外感を味わうことも……。
そんな中、素晴らしいツアーを見つけたのです。その名もずばり「女性おひとりさま限定ツアー」。
毎月1のつく日(1日、11日、21日だけ)は「ステキなぼっちの日」です。というわけで、今回のぼっち企画は「女性おひとりさま限定ツアー」に参加することに。
おひとりさま限定ってどんな感じなんだろう。みんなで交流会とかあるのかしら……とちょっぴり不安に思いつつ出発!
【船で伊豆大島へ出発!】
今回、私が参加したのは東海汽船という船舶会社が企画した伊豆大島行きの日帰りツアーで、旅行代金は往復の船賃も含めて13800円。おひとり様限定、船旅と珍しいことだらけでテンションが上がります……!
集合場所の竹芝客船ターミナルに着くと、女性の添乗員の方がお出迎え。
参加者みんなで集まって船に乗ったりするのかしら……と思っていたら、チケットを渡されて「時間になったら船に乗って下さい」と、いい感じに自由〜。
伊豆大島まではジェット船で1時間45分。しかも、座席もひとりひとり離れていました。初対面の人と隣同士になり、気を遣いつつ話をしなければいけない……なんてこともなく気楽でした。
【伊豆大島到着! バスの中も1人1席】
大島の岡田港に到着して、いよいよ本格的にツアースタート。
ツアーに参加したのは9名。年齢はバラバラです。貸し切りバスを使って島内を移動するのですが、この座席もまた、1列に1人ずつ! 徹底的におひとりさまに配慮されてます……。
【椿油絞り体験でチーム作業】
最初に向かったのは、伊豆大島の名産品である椿油の手作り体験ができる、ふるさと体験館。
ここで2つのチームに分かれて作業を行うことになったのですが……椿油をあえて昔ながらの製法で作るということで、これがなかなかの重労働でした。
重たい杵と臼を使って椿油の実をすりつぶすところからスタートし、潰した実をせいろで蒸して、さらに万力のような機械で油を絞って……と行程も多め。協力しながら作業するので、自然と会話も生まれます。自分たちで実を潰して作った椿油がトロ~ンと絞れたときは感動しました。
【食事タイムもつつがなく終了】
そしてお待ちかねのお食事タイムです。三原山を見渡せる大島温泉ホテルで昼食。
昼食時間だし自己紹介タイムとかあったらどうしよう……とやや不安になりましたが、ホテルの男性が三原山の景色の説明などを話してくれて、食事しながらみんなで聞く雰囲気だったので杞憂でした。
このあたりから、ツアー参加者同士も打ち解けてきて、売店で変なお土産を見つけて笑ったりと和やかな雰囲気に。
【島の見どころを堪能】
その後は三原山の山頂から雄大な島の景色を眺めたり、「椿花ガーデン」という施設に早咲きの椿を見に行ったりと、短時間ながら島の見どころを巡る楽しいツアーでした。
晴れた日は海の向こうに富士山が見えるそうなのですが、この日はあいにくのお天気でちょっと残念!
ちなみに、このツアーで私がいちばん興奮したのは椿花ガーデン内にあった「ウサギ園」。なんと100羽以上のウサギが園内に飼育されているのです。こんなにたくさんのウサギを見たのは初めて。
あまりのかわいさに、参加者みんな大興奮! ウサギのおやつを買って与えると、たくさんのウサギが寄ってきてモフモフ祭に。楽しすぎて集合時間に遅れかけました。
【ほどよい距離感と自由さが心地よかった!】
大島から東京に行く船の最終便は14時50分なので、島の滞在時間は6時間ほどだったのですが、かなり盛りだくさんのツアーでした!
しっかりとおひとり様に配慮されたツアーで、参加者同士が会話を強要されるような場面は皆無。ですが、早朝から夕方まで9人と少人数で行動をともにしたこともあり、最後にはなんとなく連帯感のようなものが生まれていた気がします。
大人だからこそほどよく距離感を保ちつつ、でもひとりぼっちではない……。普通のツアー旅行にひとりで参加したら、きっとこんなに自然に他のツアー参加者と話したりはしなかったと思うのです。
本当に一期一会で、もう会うことは無いのかもしれないな〜と思うと解散のときに少しさみしい気持ちになりました。
おひとりさま女性限定ツアー、とっても楽しかったので、今後もいろんなところでぜひとも企画してほしいです!
参考リンク:東海汽船
執筆:御花畑マリコ (c)Pouch