本物すぎて震える「カクレモモジリ」のコスプレイヤーを発見!! / 面白いだけじゃなくコスプレにかける心意気も素敵です
なばたとしたかさんの『こびとづかん』は、2006年の発売以来、子どもにも大人にも大人気の絵本シリーズです。昆虫でも植物でもない不思議な生き物「こびと」のビジュアルがインパクト大で、一度見たら忘れられません。
さまざまな「こびと」が登場する中で、よく知られているのが「カクレモモジリ」というキャラクター。熟れた桃の実に寄生する、桃っぽい印象の「こびと」なのだけれど……わお、これってホンモノの「カクレモモジリ」じゃない!?
いや、そんなワケないか……でも、このコスプレ、似すぎてて震えます!!!
【完成度高すぎな「カクレモモジリ」】
ビックリしちゃうほど似ている「カクレモモジリ」のコスプレをTwitter上で披露している、コスプレイヤーのニケさん。なんていうか、なりきっていて、「カクレモモジリ」が見たら確実に仲間意識が芽生えそうなレベル。す、すごい。
【寝顔が「カクレモモジリ」に似ていた】
その存在があまりにも気になったので、「カクレモモジリ」……じゃなくてニケさんに直接話を聞いてみました。
お友だちの影響で『こびとずかん』にハマったというニケさん。「カクレモモジリ」のコスプレを始めたのは、5年ほど前のこと。お兄さんに「寝顔が『カクレモモジリ』に似ている」といわれたことがきっかけだったそうです。
最初、「コスプレしてみたら面白いんじゃないかな?」という軽いノリだったようですが、実際にやってみると「びっくりするほど似ていた」。いや、こりゃあ、ビックリするわ(笑)。
【コンプレックスも自分の魅力!】
なりきるためのポイントを聞くと、「そもそもスッピンが似ているので、メイクというメイクはあまりしていません。さらに似せるためのオプションみたいな感じ。見た人に少しでもおもしろい、元気出たって思ってもらえるように、表情作りにこだわっています」とのこと。
また、「自分のコンプレックスだった部分、例えばタレ目とかぺちゃんこな鼻とかが、今では『カクレモモジリ』のコスプレで活かされて、なくてはならないものになりました。一度、自分のコンプレックスとしっかり向き合って、たどり着いたキャラクターでもあります」と、深~い話も教えてくれました!
自分の嫌いな部分をポジティブにとらえるのって、なかなか難しいものです。しかも、それを活かしてコスプレできるキャラクターとなると、見つけるのは簡単じゃありません。ニケさんと「カクレモモジリ」の出会い、ミラクルです!
参照元:Twitter @OTJMK_SU、こびとづかん
Photo:大精霊隠桃尻@ニケ, used with permission
執筆=夢野うさぎ (c)Pouch