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女ひとり「レストラン列車」の旅をしてみたら…充実っぷりに感動! 食・観光・景色を一気に体験できるなんて知らなかったよっ!

   


電車で食べる駅弁は、どうしてあんなに格別なのだろう。

窓からみえる景色を眺めながら、地元食材のお弁当を食べる楽しさって、電車移動の魅力のひとつだと思う!

もし、電車にレストランがあったら、さらにスペシャルなワクワクが待っているかも……と思ったらありました。

毎月1のつく日(1日、11日、21日)は「ステキなぼっちの日」。今回はレストラン列車(観光列車)のぼっち旅です!

【レストラン列車、おひとり様NG多し】

「レストラン列車」とは、その名のとおり、レストランが入っている列車で、美味しい料理を食べながら電車移動を楽しめるとのこと。なにそれ、間違いなく楽しいでしょう。

さっそく手近で体験できる場所を探したものの……ない。あれ、ちっともない! 「2人から〜」ばかりでおひとり様OKのレストラン列車がちっとも見当たらないのです。

【1人OKのレストラン列車を発見!】

諦めかけたその時、私の地元・長野県にレストラン列車「ろくもん」があると知りました。

区間は長野⇄軽井沢。長野で有名な懐石料理店の料理や、軽井沢で人気のレストラン料理などをコースで味わえるのが特徴で、さまざまなプランが用意されているとのこと。

ということで、地元・長野にかえった時に利用してみることに! 今回は長野→軽井沢で懐石料理のコースを選びました。

【レストラン列車の空間に圧倒される…!】

ろくもんはWEBから予約すると、後日郵送でチケットが送られるので、そのチケットを持って、乗車日時に駅へ向かいます。ドキドキしながらホームに到着すると……エンジ色の洒落た列車が!

窓から車内を覗くと、私の知っている電車じゃない! 上品なテーブルや椅子が用意され、食事のテーブルセッティングを行うスタッフの様子が見えます。「これに乗るのかぁ」と興奮で顔のニヤニヤが止まりません。

そしてついに乗車時間が訪れました。いざ車内へ入ると……

ご、ご、ご、豪華すぎるぅーーっ!

木目の温かみある壁と、高級そうな家具と、オシャレな照明が美しい。私、オシャレな服で来ていないけど大丈夫か? 付録リュックと付録トートのコンビで大丈夫か?と変な混乱もしちゃいます。

しかし、座席についてびっくり! 私の座席は障子で閉じれば個室にできる空間だったのです。(※観光アナウンスが流れたら隣の乗客の為に襖をあける必要があります。)


心に余裕が出てくると周りの様子がよく見えてきます。周りの乗客はみんな普段着。そして誰もがこれから始まる時間にワクワクしている様子。私もひとりだけど、孤独よりも楽しみな気持ちが増していきます。

【車内スタッフの手厚いサービスがありがたい…】

車内もすごいけど、乗車スタッフの手厚いサービスにも感動。

各テーブルに乗車スタッフがついてくれて、ウエルカムドリンクの注文、料理説明、コース料理の配分、ドリンクの様子などを丁寧に対応してくれます。なんだか飛行機のファースクトクラスのような気分……(乗ったことないけど)。

【これがレストラン列車の実力!? 料理の美味しさに感動…】

そして肝心の料理ですが、んもう最高でした! テーブルに置かれた重箱をあけてみると、長野の特産品の懐石料理がお目見え。お肉や、お魚や、お野菜が隙間なくキレイに敷き詰められています。なんだかキラキラして見えるよ……!

冷たい料理と、熱々の料理も存在し、しっかり作りたての美味しさなのです。こんなに美味しい料理を食べながら、地元の景色を優雅に眺めていいのだろうか……大人になってよかった。

【観光とお土産も揃ってる】

長野から軽井沢は新幹線で25分ほどですが、ろくもんでは約2時間半かけて移動。

移動中は風景のアナウンスだけじゃなく、停車駅ごとに観光やイベントが待っています。

上田駅では、大河ドラマ「真田丸」の曲が流れ、甲冑記念撮影を楽しめたり、小諸駅では、ガーデン散策できたり。全て自由参加なので、参加しても車内でお茶を飲んでてもOK。

ひとりで参加なので孤独かなと思いきや、こういったイベントが盛りだくさんなのでとにかく旅が充実。長野出身の私でも、知らない長野をたくさん堪能できて、濃厚な時間となりました。

【終点に到着しても終わらないよ!】

クッキーを食べながら、あったか〜いお茶を飲んでいると、あっという間に終点の軽井沢駅に到着。お土産に信州そばをプレゼントされました。

名残惜しい……と思うけど、降りてもサービスは終わりません! 軽井沢駅にある専用カフェでドリンクのサービスが待っているのです。

ゆっくりコーヒーを飲みながら、レストラン列車の余韻に浸れるって地味にありがたいサービス。ただ、この時だけは、話し相手が欲しくなりました。

【総括:新しいひとり旅の形かも!】

ちょっと冒険したいなぁ、ちょっと旅したいなぁ、という「ちょっと」をうまく使えるのがレストラン列車の旅の楽しさだと思いました。移動しながら、美味しいものを食べつつ観光ができる。しかも2時間半でここまで充実した旅ができるって、レストラン列車ならではだと思うのです。

気になるお値段は、時期にもよりますが、私が利用した時は14,800円でした。懐石料理のコースや列車そのものの運賃、お土産や観光のサービスを考えたら妥当かも。ひとりでも楽しいレストラン列車。もっと1人OKの列車が増えたらいいなと思いました。

孤独度:★★
充実度:★★★★★
リピート度:★★★★★

参考リンク:ろくもん
執筆:百村モモ
Photo:(c)Pouch

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