市川染五郎さん監修の「歌舞伎ぬりえ」が本格的で美しい /『勧進帳』『義経千本桜』などの名シーンを再現し、ぬりえしながら歌舞伎の勉強にも
ここ数年人気を集めている大人のぬりえに、歌舞伎デザインが新登場。しかもただの歌舞伎デザインではなく、人気歌舞伎役者の市川染五郎さんが監修を務めた本格仕様なんですって!
歌舞伎と江戸風俗を描いたぬりえが76点も収録されているという『歌舞伎絵巻ぬりえbook』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。染五郎さんがポーズや構図を監修、人気演目である『勧進帳』『義経千本桜』『忠臣蔵』などの名シーンが再現されているようです。
【小道具にもこだわってます】
さらにすごいのは、 “床山(とこやま)” と呼ばれる歌舞伎のかつらや衣装、小道具を担当するスタッフも監修に協力しているところ。細部までこだわりぬいたところや、じっくり眺めたくなる美しさに、ため息が漏れてしまうわ……。
【達成感ハンパなさそうっ】
難易度は高そうだけれど、そのぶん完成させた時の喜びはひとしお。
どのページも甲乙つけがたいくらいに興味深いけれど、とりわけ目を奪われるのが、歌舞伎独特のメイク “隈取(くまどり)” の塗り方を解説しているページです。
【隈取ってこんなに種類があったんだ!】
“隈取” と一口に言っても、「むきみ隈」「一本隈」などさまざまあるようで、歌舞伎初心者にもわかりやすいっ。ぬりえに色を付けるうちに、自然と歌舞伎の演目を覚えることもできるので、予習にもってこいかも!
ぬりえのほか、まえがきとなる漫画や「江戸の文様・流行色」といった項目も収録されているという『歌舞伎絵巻ぬりえbook』。価格は1400円です。
なお2017年6月30日までの期間、市川さんが審査員を務める「歌舞伎絵巻ぬりえコンテスト」も開催されているようなので、「我こそは!」というあなたは参照サイトをチェック。自慢の腕を奮うべく、参加してみてはいかがでしょうか。
参照元:ディスカヴァー・トゥエンティワン、プレスリリース
執筆=田端あんじ (c)Pouch