朝ドラ『なつぞら』の天陽くんが天国へ旅立つ…モデルになった画家・神田日勝に思いを馳せる人も
NHK総合で放送中の朝の連続テレビ小説『なつぞら』も、いよいよ佳境。
2019年9月3日放送の第23週2話目では、主人公・なつ(広瀬すずさん)の幼なじみ・天陽くん(吉沢亮さん)が天国へと旅立つ姿が描かれました。
体調を崩し入院していた天陽くんでしたが、ある日馬の絵を仕上げるために病院を抜け出します。徹夜で絵を描き上げた天陽くんは、その後畑に向かい、土の上に倒れ込むようにして息を引き取ったのです。
【天陽くんの死を悲しむ声が多数】
絵を描き続けながら、家と畑を守り抜いてきた天陽くんは、命燃え尽きるまでそのスタンスを崩すことはありませんでした。
朝ドラ視聴者にとってずっと “癒やし” の存在だった天陽くんの最期に、ツイッターユーザーは動揺気味。朝からずっと「天陽くん」がトレンド入りし、早すぎる死を悼む声が後を絶ちません。
【天陽くんのモデルとなった神田日勝に思いを馳せる人も】
また天陽くんのモデルといわれる画家・神田日勝(かんだ にっしょう)の絶筆となった馬の絵は未完でしたが、天陽くんは馬の絵を描き上げて生涯を終えました。
この点を感慨深く思う視聴者は多く、神田日勝について触れる声もみられます。
【来年には神田日勝の回顧展が開催されます】
神田日勝は、天陽くんのように北海道・十勝で農業を続けながら絵を描き続けた画家。病気のため32歳という若さで亡くなっています。
没後50年となる2020年には、「神田日勝 大地への筆触」と題した回顧展を東京と北海道で開催。
東京会場は千代田区丸の内にある東京ステーションギャラリーで、4月18日から6月28日まで開催されます。
東京では40年ぶりの本格的な回顧展となるそうなので、『なつぞら』で天陽くんに興味を持ったという方は出かけてみるといいかもしれません。
参照元:NHKオンライン、Instagram @natsuzora_nhk、東京ステーションギャラリー、Twitter検索 天陽くん
執筆:田端あんじ (c)Pouch