SF映画『エイリアン』を高校生が劇にした結果…ハイクオリティーすぎて大人気に! シガニー・ウィーバーやリドリー・スコット監督も絶賛
今海外インターネットユーザーの中でもっともホットな高校といえば、アメリカ・ニュージャージー州にあるノースバーゲン高校(North Bergen High School)。
こちらの高校の生徒たちが、リドリー・スコット監督による名作SF映画『エイリアン』を劇にアレンジして上演し、話題になっているんです。
劇の全貌をとらえた画像や映像は訪れた客たちによって拡散されて、その見事な出来栄えに、有名番組の司会者やハリウッド俳優たちもこぞって反応。
最終的には、本家作品の監督や出演俳優の耳にまで届いてしまったというのだから、バズり方がハンパありません~っ!
【「フェイスハガー」シーンも再現してるううううう】
演劇『Alien: The Play』が上演されたのは、2019年3月19日と22日の2日間。
ネットに出回る画像や映像を見るかぎりでは、セットもコスチュームもハイクオリティー!
かの有名な「フェイスハガー」のシーンまで再現されていて思わず目を見張りますが、小道具はすべて廃材をリサイクルして作られたというのだから、さらに驚いてしまいます。
YouTubeにはなんと予告動画(!)まで公開されておりまして、作り込み方がプロ並み。熱量高さに、感動すら覚えるんです。
【有名人たちも続々反応】
会場には卒業生など地元の人々が駆けつけており、
「とんでもなく素晴らしい!」
「どんなに優れているかつぶやかせてほしい。我が故郷を誇りに思う」
といった具合に、誰もがその内容を絶賛。
評判は評判を呼んで、アメリカで人気の番組『怪しい伝説』の司会者であるアダム・サヴェッジさんや、俳優のポール・シェアさんも舞台を称賛。
さらには映画『ロード・オブ・ザ・リング』で名を馳せた俳優のイライジャ・ウッドさんなど、名だたる有名人たちがツイッターで続々反応をみせていたんです。
【本物のリプリーきたーーー!】
爆発的な拡散力のおかげか、評判はついに本家作品の監督および出演俳優の耳にまで到達。
エレン・リプリー役のシガニー・ウィーバーさんはYouTube動画を通じてメッセージを送っておりまして、
「素晴らしかったです。わたしには本物のエイリアンが見えた」
とこれまた絶賛。
【監督からも手紙がきたーーー!】
一方、演劇クラブの顧問で『Alien: The Play』の脚本を担当した英語教師、パーフェクト・クエルボ(Perfecto Cuervo)さんのもとに届けられたのは、なんとスコット監督からの手紙(!)。そこには劇への賛辞と夢を応援する言葉、そして茶目っ気たっぷりなメッセージが書かれていたのでした。
「そのまま強い意志を持って、将来の夢を実現するために突き進んでほしい。
この舞台を実現できた君たちならきっと何だってできる。歩みを止めたり、後戻りをしないようにね。
『Alien: The Play』を再演するなら資金は援助するよ。次回作は『グラディエーター』でどう?」
この勢いに乗って、『Alien: The Play』の再演、次回作の製作、そして夢の実現へと、高校生たちにガンガン突き進んでほしいものですね!
参照元:YouTube[1][2]、Twitter @CuervoPerfecto、Twitter @oh_pollo、Twitter @bhsdrew、Twitter @donttrythis、Twitter @paulscheer、Twitter @elijahwood
執筆=田端あんじ (c)Pouch