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新元号「令和」のおかげで「万葉集」関連本が異例のヒット!? ネット書店は売り切れ続出で重版も決定したようです

   


2019年4月1日は、新元号「令和(れいわ)」の発表日本中がお祭り騒ぎと化した日。一夜明けてもまだ興奮冷めやらぬ……という人は、少なくないのではないでしょうか。

新元号が発表されるにあたって特に注目を集めたのは、「令和」が万葉集から典拠されているという点です。

この影響で、なんと現在、万葉集関連の書籍が売れに売れまくっている模様。​

株式会社KADOKAWAによれば、新元号の発表直後から書店注文が相次いだ本もあったらしく、ネット書店でも売り切れが続出。そのため重版も決定しているというんです。

【梅花の歌32首「序」より典拠】

「令和」の典拠元は、万葉集の巻五に収録された、梅花の歌32首の「序」。

「初春の令月にして、気淑(よ)く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」

からきています。

【人気がある関連書は?】

KADOKAWAで重版が決定したのは、名歌約140首を厳選した万葉集のエッセンスをやさしく解説したベストセラー、角川書店 編『万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』(680円)。

そして今回の新元号「令和」の典拠元が掲載されている、伊藤博 訳注『万葉集 一 現代語訳付』第一巻(960円 / どちらも税抜き価格・角川ソフィア文庫)。それぞれ8000部の重版が決まっており、追加の重版も検討中だということです。

【まさか今になって万葉集フィーバーがくるとは…!】

この2冊はAmazonの売れ筋ランキングでも上位を獲得しているのですが、岩波文庫や岩波新書、ちくま学芸文庫といった各社からも関連書籍がたくさん販売されています。

万葉集は、7世紀後半から8世紀後半にかけて編まれた、日本に現存する最古の和歌集。

そういったものが気の遠くなるような年月を超えて再びバズる日が来るだなんて、一体誰が想像できたでしょうか。意図せず訪れたフィーバーによって万葉集の魅力に気がつく人が日本中に増えるのかと思うと、ちょっぴりワクワクしちゃいますね!

参照元:プレスリリースAmazon.co.jp
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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