災害続きだった「平成」という時代を動画で振り返る…「私たちは、忘れない。」プロジェクト
あともう少しで、平成という時代が幕を閉じます。
そもそも平成の由来は「国の内外、天地とも平和が達成される」という意味がありましたが、振り返ってみると災害が多かった印象です。
阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめとする、巨大地震。火山の噴火に、歴史的豪雨。平成は、このような幾多の災害を乗り越えてきた時代でもあったのです。
そのことをふと気づかせ、思い出させてくれるのが、日本赤十字社東京都支部がYouTubeに公開した動画『「私たちは、忘れない。」〜平成は、平和だったか?〜私たちが知るべき事実。』です。
【動画を通して「あの日」を思い出す】
どんなに大きな災害が起きたとしても、悲しいかな、記憶は薄れてしまうものです。
それでも振り返って思い出し、得た教訓を未来へとつないでいくことが大切なのだと、動画は訴えかけてきます。
【東日本大震災が起きたとき、あなたは何をしていましたか?】
今回公開された動画は、2019年3月11日より始動した『「私たちは、忘れない。」〜未来へつなげる防災・減災プロジェクト〜』の一環として作られたもの。
遠い昔のことになりつつある災害の記憶を、つい昨日のことのように思い出させる話がどんどん出てきます。
大きくフィーチャーされているのは、8年前に起こった東日本大震災。
あの日、被災地を襲った津波。あの日、救助活動で被災地に赴いた夫へ手渡したもの。あの日、2万4千人もの帰宅困難者にコンビニエンスストアが配ってくれたドリンク。
そういった物事を、もう1度、実際に目にすることで、人は当時を追体験できるのかもしれません。
【配信は期間限定です】
記憶を風化させないことが、ゆくゆくは未来の被災者を少しでも減らすことにつながってゆく。わたしたち日本人が決して忘れてはいけないことが、この動画に詰め込まれています。
約4分間と短い動画です。配信期間は、2019年3月31日までとなっています。
※地震や津波の映像が流れます。ご気分が悪くなる方はご視聴をお控え下さい
参照元:プレスリリース、YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch