『猫と一緒に生き残る防災BOOK』は猫飼いさん必見のペット防災入門書 / いざというとき愛する猫を守れるように読んでおこう
猫たちの愛くるしい姿形を讃え家族の一員として愛でることと同じくらい、絶対忘れちゃいけないのが災害時に猫を守るための対策をしておくこと。
でも実際、ペットの防災ってどんな備えをしておけばいいんでしょうか。
『猫と一緒に生き残る防災BOOK』(1300円)ではあらゆるケースを想定して、災害発生から復興までの具体的なシミュレーションできるようになっています。
【あらゆるケースを想定し、シミュレートできる1冊】
たとえば避難が必要な大規模な災害の場合、猫のいる飼い主はどうすればよいのでしょうか。「どこで避難生活を送るか」など状況によっていろいろなケースが出てきますよね。
本書では
・猫と在宅で避難
・猫と車で避難
・家に猫を置きお世話に通う
などそれぞれのシチュエーションを想定。
何が必要になってくるのか、どんなことに気をつけてあげればよいのか、そのためには日頃何を備えておけばいいかなどがイメージしやすい構成になっています。
【私「猫を連れ出したその後が想像できてなかった」】
ちなみに猫を2匹飼っている我が家では、玄関の近くにすぐに持ち出せるようにケージを置いているし、猫の食料やペットシーツも当分の間は持つストックを備えていたつもりでした。
しかし本書を読み進めていくと、いざ猫たちを連れ出しても、その後どうすればよいのか想像できていなかったことに気づきました。
【非常時には思いつけないニャンコハックも】
長時間ケージ内に入れておかなければならない場合の「暑さ・寒さ対策」が書かれたページでは
・ダンボール箱を重ねて防寒率をアップさせる
・床に断熱シートや発泡スチロールを敷く
・ケージの上に保冷剤を置く
など具体的に役に立つ知識が載っています。
わざわざ買いそろえたグッズだけでなく、このように身の回りのもので猫の避難生活を快適にできる、と知っておくだけでもだいぶ意識は変わってくるはず。
【いざというとき、ちゃんと愛する猫を守れるように】
できれば大きな災害はないほうがいいに決まっているけど『猫と一緒に生き残る防災BOOK』はペットの防災について考えるきっかけになるのにぴったりの1冊でした。
猫の日を機に、猫飼いさんはぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。
参考リンク:Amazon
撮影・執筆=黒猫葵 (c)Pouch