ドラァグ・クイーンたちの美貌と人間的魅力にノックアウト! ネットフリックス番組『ル・ポールのドラァグ・レース』が完全に “沼” な件
ドラァグ・クイーン界の世界的カリスマ、ル・ポールさんがホストを務めるリアリティーショー『ル・ポールのドラァグ・レース』は、現在ネットフリックスでシーズン1から10まで配信中。シーズン11に出演するキャストも、すでに発表されています。
ありとあらゆる人種のドラァグ・クイーンたちが、 “アメリカズ・ネクスト・ドラァグ・スーパースター” の称号と賞金10万ドルをかけて熾烈なバトルを繰り広げる同番組は、豪華有名人たちもこぞって出演したがるなど、圧倒的な人気を誇っている番組。
テレビ番組におけるアカデミー賞兼グラミー賞とも称される “エミー賞” も受賞しているほど、評価も非常に高いんです。その面白さときたら、いちど観たら百発百中でハマってしまう、いわば「沼」。
【ドラァグ・クイーンってなあに?】
ドラァグ・クイーンとは、平たく言えば、「ド派手な女装とメイクをする人」のこと。女性性を過度なくらいに表現し、パフォーマンスとして昇華する人々で、割合としては圧倒的に男性が多いものの、女性のドラァグ・クイーンも存在します。
なお、装いを「引きずる」(drag)ほどに華美な衣装をまとう、ということでdrag queenと称されるのですが、カタカナにすると薬物のドラッグ(drug)と区別がつかなくなることから「ドラァグ」と表記するのが一般的。
【バトル内容がバラエティーに富んでるっ!】
そんなドラァグ・クイーンたちの中から選ばれた精鋭たちが毎回しのぎを削る、『ル・ポールのドラァグ・レース』。
毎回行われるバトル内容は多岐に渡っておりまして、シーズン1だけ見ても、「ガールズグループとしてパフォーマンス」「ニュース番組やトークショーのホストを務める」「女性格闘家たちをゴージャスなドラァグ・クイーンへ生まれ変わらせる」など様々。
単に「自前の衣装とメイクで自己表現すればいい」というわけではなく、仲間と協力しあったり、与えられた課題をいかにしてこなすか試されたり。
あるいは強くて美しい面だけでなく、弱い部分もをさらけだせるかどうかを見られたりと、とにかく試練の数が多いんですよね。
【見どころは?】
こんな感じで見どころしかない同番組ですが、特に注目したいのが
・ドラァグ・クイーンたちのすっぴんとメイク後のギャップ
・友情と諍い
・ときどき垣間見える(性格的な意味での)素顔
・試練を重ね、コンプレックスと向き合っていくことで成長していく様子
・ル・ポールさんの圧倒的カリスマ性と美貌
といった点。特にはじめに挙げた「すっぴんとメイク後のギャップ」に関しては、脱落者が少ない段階だと誰が誰だかわからなくなるほど、ビフォーアフターにおける差が激しすぎるので必見なんです。
またバトルを通して育まれる友情や諍い、目を見張る成長ぶりも、注目ポイントのひとつ。
「実力があり人柄が良くてもトップに選ばれるわけではない」「協調性がなく野心の強いタイプは高確率で生き残る」など、まるで社会の縮図を見ているかのようですし、早々に脱落するだろうと思っていたキャストが回を追うごとに新たな一面を開花させていく姿は圧巻なんです。
【ル・ポールさんがマジで美しすぎる】
舞台裏までまるっと知ることができるので、それぞれに感情移入せずにはいられませんし、華やかなドラァグ・クイーンたちの素顔を知れば知るほど、その人間的な魅力にドハマりしてしまうこと必至。
そして魅力的なドラァグ・クイーンたちが束になって襲いかかってもビクともしなさそうな、ル・ポールさんの圧倒的存在感にも、ぜひご注目ください。
審査の段階でしかドラァグ・クイーンの姿にはならず、普段はスキンヘッドにメガネとスーツでキメているので、初見ではル・ポールさん本人と気がつかない人もいるかもしれませんが、独特の笑い声を聞けばすぐに「この人がル・ポールさんだ!」とピンとくることでしょう。
【アジア系クイーンのみなさんも頑張ってます!】
ちなみに……個人的に注目したいのは、アジア系ドラァグ・クイーンたちの存在です。
シーズン1に登場した超絶キュートなフィリピン系ドラァグ・クイーン、オンジャイナさんに、シーズン6に登場した日系アメリカ人のギア・ガンさん。
シーズン8でファイナルまで勝ち残ったアメリカ生まれ・韓国育ちのキムチさんに、シーズン11に登場予定だという韓国生まれ・アメリカ育ちのソジュさんと多数おりまして、同じアジア系として応援せずにはいられません。
【美に対する姿勢に感化されるはず】
1番組あたり45分から60分ほどなので、ホッと一息つきたいときに観るにはちょうどいいかも♪
「ここ最近、美容やオシャレをサボりがち……」という人は、ドラァグ・クイーンたちが見せる美をとことん追求する姿勢に感化されて、背筋がピン! と伸びること必至ですよぉ!
参照元:Netflix、RuPaul’s Drag Race、YouTube、Instagram @rupaulsdragrace、Instagram@ongina、Instagram@gia_gunn、Instagram@kimchi_chic、Instagram@shotwithsoju
執筆=田端あんじ (c)Pouch