【水族館公認】ペンギンの同性カップルによる巣作り行動が微笑ましい…ふたり仲良く卵をせっせと温めています
オーストラリアのシドニーにある水族館「Sea Life Sydney Aquarium」で暮らしているジェンツーペンギンのオス、スフェン(Sphen)とマジック(Magic)は、大の仲良し。
一体どれくらい仲が良いのかというと、ずっと行動を共にしているのはもちろん、一緒に巣を作りダミーの卵を温めるくらい、仲が良いというのだから驚かされます。
水族館のブログによると、通常ジェンツーペンギンはカップルになったら、卵を温めるために小石を集めて巣を作るのだそう。1匹は卵を温める役に徹し、もう1匹は外敵が来ないよう、巣の周りの警戒にあたるといいます。
【カップルの兆候が見られたので卵を渡すと…】
オス同士のスプヘンとマジックにもこれと全く同じ動きが見られたらしく、他のカップルよりもたくさんの小石を集めてしまうほどの張り切りよう。
試しにダミーの卵を与えてみると、卵を孵化させようとしていたので、今度は他のカップルが産んだ本物の卵を与えてみたところ……。彼らは仲睦まじく、せっせと卵のお世話をし始めたというんです!
【ハート型の石をパートナーにプレゼント♡】
これを機に、晴れて水族館公認のカップルになったスプヘンとマジックは、今現在も卵を温めることに専念している様子。
YouTubeには、巣の警戒にあたっているスフェンが、卵を温めているマジックの元へ、ハート型の石を運んでいく姿が映っていました。
【年の差カップルなんだって】
ちなみに……新カップルのプロフィールをざっくり紹介すると、スフェンは年を取っていることもあってか、卵を温めることにも慣れているそう。一方のマジックはまだ若く、卵の育成スキルを習得中とのことで、この情報だけで若干萌えてしまうのはわたしだけなのでしょうか。
仲睦まじいペンギンカップルに会うためには、水族館へ足を運ぶほかありません。きっと彼らの存在を知ったファンが、世界中から押し寄せるんだろうなぁ~!
参照元:Sea Life Sydney Aquarium、YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch