樹木希林さんのユーモアが詰まった「富士フイルム」のCMが期間限定公開されているよ! 懐かしくも笑える全12作品をご覧あれ♪
2018年9月15日に亡くなった、女優の樹木希林さん。代表作は数知れませんが、富士フイルムのテレビCMも、そのひとつではないでしょうか。
樹木さんが出演する富士フイルムCMは、なんと合計268作品にもおよびます。
訃報を受けた富士フイルムは、この膨大な数のCMの一部を10月14日まで期間限定で特別公開。現在ウェブサイトには、1978年に放送された初出演作から最新作までの計12作品が、ずらりとならんでいます。
【初出演作からユーモアたっぷり】
「お正月を写そう♪」のフレーズではじまる初出演作で共演しているのは、女優の岸本加世子さん。
お年玉のやり取りを笑顔でする一方、すぐさま中身を確かめて「ホントに気持ちだけね~」と愚痴をこぼすというユーモラスなやりとりに、ジワっときてしまいます。
【あの有名作品も視聴できます】
1980年に放送されたCMでは、名台詞「美しい方はより美しく、そうでない方はそれなりに」が登場。
富士フイルムによれば「そうでない方はそれなりに」というフレーズは、樹木さん自身が考案したものとのこと。またこのCMは、樹木さん演じる “カメラ屋のお客さん” の名前が ”綾小路さゆり” であることが明らかにされる、記念すべき作品でもあります。
【回を重ねるごとにパワーアップしているような】
その後2000年に女優の田中麗奈さんが仲間に加わると、面白さはますます加速。
「気合いだけで顔を藤原紀香さんに変える」という荒業を披露したり、多摩川に現れたゴマフアザラシの ”タマちゃん” の正体が実はアザラシの着ぐるみに入った綾小路さんだったりと、仰天展開の連続。
長瀬智也さんと堀北真希さんと共演した際にはイナバウアー(!)まで見せてくれておりまして、綾小路さんという強烈キャラをフルに生かした演出に、笑いがこらえきれなくなるんです。
【素顔が垣間見れる作品も】
“綾小路さん無双” ともいえる作品群のなかでひときわ感慨深いのは、樹木さんが本人として出演したCM。
2006年に放送された2つのCMの中では、若い頃の自分の写真や、夫・内田裕也さんとの家族写真を眺める樹木さんの姿が見られます。
「年を取ることが面白い」「めったに会わないから、会うときはとりあえず写真を撮る」など印象的なセリフも多く、樹木さんのカッコよすぎる生きざまを感じずにはいられません。
そのほかにも、本木雅弘さんとの親子共演を果たしたCMや、竹内涼真さんと共演した最新作など、記憶に焼きつけておきたくなる良作ばかり。唯一無二の存在であったことに改めて気づかされるCMの数々を、さっそくご覧になってみてください。
参照元:富士フイルム
執筆=田端あんじ (c)Pouch