「これはわたしの胸毛です」山田孝之が植物について語るEテレの『植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之』が謎番組すぎて話題に
2018年9月27日の深夜11時。何気なくつけたNHK Eテレの番組に俳優の山田孝之さんが出演していて、つい目が留まりました。
番組名は、『植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之』。なに、このタイトルは……? 夜11時からの30分番組で、調べてみたところレギュラー放送の番組ではない模様。
「高校生講座」などの教育系番組を連想させる簡易なセットの前で、終始真顔のまま植物について語っている山田さんの姿はどこかシュール。まともなことを言っていても、すべてギャグに聞こえてしまうから不思議です。
【真面目に植物を話を始めたかと思いきや…】
淡々と、そしていたって大真面目に、「植物がいかにして生き残ってきたか」について話し始めた山田さん。ですが番組は途中から、おかしな方向へと走り出します。
たとえばツユクサという植物が行ってきた “生存戦略” について話した際には、キャバクラの “パネルマジック(実物よりパネルの顔写真のほうが格段に美しいこと)” を例えに使うなど攻めの姿勢を崩さず、最終的には自家受粉を「ひとりセックス」と表現する暴挙(?)に出たんです。
その後も “山田節” は続いていき、西洋タンポポは「タンポポ」という可愛らしい名前で生き残ってきたのだと熱弁したり、林田理沙アナウンサーに目隠しをして汚物そっくりのニオイを放つ「ヘクソカズラ」の香りを嗅がせたりと、一貫してフリースタイル。
【突然の「プーチンいじり」】
特に西洋タンポポの名前の可愛さに関する講義は秀逸で、プーチン大統領を可愛い名前の例として出したものだから、ひっくり返りそうになりました。
「プーだけでも可愛いですし、それにチンまでついてるわけですから。でも実際のプーチンは全然可愛くないです」
と唐突に “プーチンいじり” を始めたかと思ったら、今度はゴキブリを可愛くない名前の例に挙げて、「コキプリがポピプピだったら印象が変わる」と説明。うん、そうだね。たしかに「コキプリ」は可愛い名前だね……。
【山田さん「これはわたしの胸毛です」】
圧巻だったのは、「ヘクソカズラ」の内部についての説明。
毛の力によって花粉を運んでくれる虫を自ら選別しているという「ヘクソカズラ」の内部を、 “もじゃもじゃの剛毛ジャングル” と表現。
その後は自分の胸毛やヒゲの写真をパネルにし紹介して、「これはわたしの胸毛です」「ヘクソカズラに負けないほどの剛毛です」と、これまた涼しい顔で語り出したから目が離せませんでした。
【ツイッターでも大いに話題になっていました】
山田さんの持ち味がこれでもかというほど出ていた『植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之』は、ツイッターでも一時トレンド入りを果たすなど大人気。山田さんのコメントや振る舞いにツッコミを入れたり、呆然としたりする人が続出するなか、
「朝起きてみんなのツイート読んで植物に学ぶ生存戦略を録画しなかったことを激しく後悔しています」
といったつぶやきも発見したんです。
でも……うっかり見逃してしまったという方も、どうか安心してください。この番組、10月7日の午前0時半から再放送が決定しておりますので、今から録画予約しておくといいと思いますよ~!
参照元:NHKオンライン、NHK、Twitter検索 植物に学ぶ生存戦略
執筆=田端あんじ (c)Pouch