人気の「もっちりカワウソポーチ」に水族館が愛あるダメ出し! 「ひじ毛がない」「触覚がない」など改良を重ねた結果…!
愛くるしい姿やしぐさで、動物園や水族館で大人気のコツメカワウソ。以前Pouchでは本物のコツメカワウソそっくり! ということでフェリシモの「なでなでし放題!もっちりカワウソポーチ」をご紹介しました。
ところがこのポーチ、実は大阪の水族館「海遊館」から愛あるダメ出しをくらっていたんです! そのダメ出しのこまかさたるや……「コツメカワウソそっくり」に作ったつもりが、ちょいちょい詰めが甘かったという痛恨の極み。
しかしその後、海遊館からの”赤入れ”を元に細かい修正が加えられ、カワウソポーチは超リアルな姿に生まれ変わることに! 新生・コツメカワウソポーチは現在、海遊館のオフィシャルショップで販売されているというからしゅごい……!!
【海遊館からの指摘がさく裂!】
発端は2018年5月16日。海遊館が「世界カワウソの日」を記念して、コツメカワウソのロックくんの写真を投稿したことに始まります。このツイートへの返信として、フェリシモ内のオリジナル雑貨ブランド「YOU+MORE!」が「もっちりカワウソポーチ」の画像を投稿しました。
しかしここで海遊館側のカワウソに対する専門知識がさく裂!!
「ヒジに毛があります!!!(触毛)」
「頭の形は真ん丸ではなく、少し中心がへこんでいます」
「欲を言えば、目の上にも触覚が欲しい……」
「前あしより後ろあしの方がでかいです」
などなど、商品画像にコツメカワウソの特徴をこまかく赤字で書き込んで返信。海遊館いわく
「カワウソの特徴と言えばひじ毛! 頭も真ん中で少し割れてて、しっぽももう少し太くて平たいとよりリアルです! あと毛色ももう少し暗めの方がロックっぽいです」
とのこと。……いや、たしかにそうなんだろうけど、雑貨のポーチなんだしそこまでガチにレスしなくても……ね? 私がフェリシモなら涙目になっちゃいそう。フェリシモ大丈夫? 息してる!?
【2週間後、ニューカワウソポーチが爆誕】
……とそこから2週間。フェリシモからこんな回答が!
「海遊館さんの愛のある赤ペン、大変勉強になりました。商品を修正してみたのですが……これでいかがでしょうか!?」
とのツイートとともに「ニューカワウソポーチ」の画像を投稿したのです!
青字で書かれた修正ポイントを見てみると……海遊館側の指摘がほとんど取り入れられて改善されてるーーーーっ!! や、やるやん、フェリシモ!
【海遊館のオフィシャルショップで販売中☆】
そして少し時が経ち、9月14日。海遊館が大量のコツメカワウソポーチの写真とともに「現在は海遊館オフィシャルショップに棲みついています」とツイートしているのを発見しました。
……ちゃっかりオフィシャルショップで売ってたんかーーーいっ!!
フェリシモと海遊館とでひそかに商品化に向けた会議を重ねていたんだとか。プニプニもっちりして触り心地もバツグン、おまけに海遊館のカワウソ担当者監修! てことで、今度こそ本物そっくりに生まれ変わったカワウソポーチ。
この商品を購入できるのは、海遊館に館内にあるオフィシャルショップのみです! 海遊館を訪れる方は、探してみてくださいね!
【知っておきたい問題も】
近年の「珍しい動物を飼いたい」というブームの中で、ペットとしても注目されているコツメカワウソ。ですが、その影響で密猟や密輸が急増しているそう。実はロックのおばあさんである「コウメ」も密輸され、それを海遊館が保護したという経緯があるといいます。
愛嬌たっぷりの姿で人気を博すその陰に、こうした問題が起きていることも知っておきたいですね。
参照元:Twitter@youmore_tw、Twitter@Osaka_Kaiyukan、YOU+MORE!
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch